ボリビアのジャングルで神隠しに遭い、9日間ジャングルを彷徨い続けた男性が奇跡の生還を果たしたとして話題になっている。
しかも、「サルに命を救われた」と男性が言っているのだが、一体どういう事なのか詳しく見ていくことにしよう
ボリビアのジャングルでおこった不思議な出来事
男性の名前はメイコールさん25歳。
彼は友人らと、ボリビアにあるマディディ国立公園で野生動物を見ようとジャングルツアーに参加した。
参加者はまず、母なる大地パチャママに感謝を捧げる伝統的式典に出席することになっていた。
※イメージ画像です
しかしメイコールさんは式典に顔をみせなかった。なぜなら彼は精霊やシャーマンなどの伝統的文化をいっさい信じていなかったからだ。とんがってやがんな。
式典が終わってスタッフが彼を呼びに行ったときには、既に彼の姿は消えていたという。
国立公園のレンジャーチームが総掛りで捜索するも全く足取りがつかめない。
邪悪な精霊デュンデの仕業か!?
この時ジャングルツアーを企画した会社の社長はメイコールさんが消えたのは、邪悪な精霊デュンデの仕業ではないかと考えていた。
精霊デュンデとは、神聖なジャングルを冒すものを別次元へと連れ去る精霊で、地元では神隠しのように人が姿を消すとデュンデの仕業と言われることが多いそうだ。
しかも今回はメイコールさんがパチャママの式典に出ていないことも手伝って、精霊デュンデに消されたんだ!そうだそうだ!絶対そうだ!っとなっていたらしい。
式典にでなかったメイコールさんもどうかと思うが、人がいなくなったら精霊デュンデの仕業だ!っとなる地元の人もたいがいである。
シャーマン、グズグズの靴下と魂の交信を試みる
その後、失踪から6日目にメイコールさんの物と思われる靴下を発見した捜索隊はシャーマンを呼び寄せ、魂との交信を試みる。
泥だらけになったグズグズの靴下と魂の交信…
さらに交信したい魂の持ち主のメイコールさんはシャーマンを信じていない。
なんともシュールな状況だ。
しかし、魂との交信がうまくいったのか失踪してから9日目の朝に川岸にいたメイコールさんを発見したのだ。
Marcos Uzquianoさんの投稿 2017年3月1日
メイコールさんは衰弱し、体中を蚊や虫に噛まれているものの命に別状はなかった。
Marcos Uzquianoさんの投稿 2017年3月1日
ジャングルで9日間も彷徨っていたことを考えれば、これは奇跡と言えるのではないだろうか。
そして、メイコールさんは失踪していた間に自分の身に起こった奇妙なことを語り始めたのである。
彼自身に起きた不思議な体験と命を救ってくれたサルたち
そもそも、なぜ彼は姿を消したのか?
それは彼にも分からないらしい。パチャママの式典に出席せず一人でいた時に、「ここにいたくない!」と思うやいなや走り出していたという。
これは彼の意志なのか、邪悪な精霊デュンデの仕業なのか・・・彼にもわからないらしい。
どれくらい走り続けていたのか、我に返ったときにはジャングルの奥深く入り込んでいて完全な迷子になっていたという。
食料も装備もなく、着の身着のまま出てきたような格好をしていた彼は途方にくれた。
しかし、彼に救いの手を差し伸べる動物がいたという。それがサルだ。
※イメージ画像です
サルは、頭上高く生っている木の実を落とし彼に食べ物を与え、水を飲める場所を教え、ジャングルの危険な動物から身を守ることのできる場所を教えたという。
彼はそのサルに導かれるままに9日間を過ごしたという。
嘘のようだが、失踪していた彼自身が語った事なので本当なのだろう。それにしても自分たちの領域に入り込んだ人間に対して、なんとも優しいサルたちである。
さらに彼はこう言ったそうだ。
あれはサルに姿を変えた神様だったとおもう。私を救ってくれたのは神様にちがいない。
って精霊は信じへんのに神様は信じるかーいっ!
それはさておき、9日間もジャングルを彷徨って生きて帰ってきた事は真に奇跡。なによりだ。それにしても不思議な話があるものである。
Marcos Uzquianoさんの投稿 2017年3月1日