従業員研修がバーチャルリアリティ!?
小さい頃に見た不気味なアニメやゲームがトラウマになっているという人は、意外と多いのではないだろうか。
私(吉川ばんび)は、幼い頃に「学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!」というアニメを見て以来、いまだにトラウマになっている。
一人でお留守番をする私のために、出かける前に母が再生して行ってくれたビデオなのだが、なぜそのチョイスだったのか全然わからないし、停止ボタンも見つけられない上に、怖いアニメが流れている部屋から脱出することもできず、最終的にこたつの中に隠れて事なきを得た。お母さん?
誰でもそんなエピソードはひとつやふたつ持っていそうだが、大人になった今、新しいトラウマを作ってくれそうな動画に出会ってしまった。
アメリカのケンタッキーフライドチキン(以下、KFC)が、従業員の研修のために開発した「ザ・ハードウェイ」というバーチャルリアリティ(以下、VR)コンテンツを紹介する動画である。
まずは、その動画をご覧いただきたい。
えぇこわい・・・ごめんなさい・・・
不気味な部屋の中に閉じ込められ、カーネルおじさんと2人きりにされるのだ。いったいどうなっちゃうの!?
VRを利用してゲーム感覚でチキンの作り方を学習することができる画期的アイデアなのだが、なんだかめっちゃこわいのは私だけなんだろうか。新人スタッフの人もこわかったんじゃないだろうか。
開始後、突然こんな感じの部屋が現れる。今のところ、いやな予感しかしない。
鳥と人の影が一瞬うつって、すぐに消える。細かいところで不気味さを演出してくる。
この部屋から脱出するためには、鶏肉の下ごしらえをして、油で調理し、カーネルおじさんに試食してもらうというプロセスをこなさなければならない。実際にキッチンに立って調理すれば25分かかるところだが、VRでは10分ですべての工程を学ぶことができるという。
ただし、「これはあくまで研修を”補完”するものであり、現実世界での調理研修に取って代わるものではない」とのことだ。そりゃそうか・・・
カーネルおじさんのロボットアームがでてきて調理工程を手ほどきしてくれるので、初心者でも安心だ。ただちょっとこわいだけだ。
ちなみに、私が一番ビビったのはここ↓
ガコン
ウィィィィィィィィィィ
ィィィィィィィィィィィィィィィン
アカン
動画を見ているだけでも不安になるのに、実際にVRカーネルおじさんをプレイなんてしてしまった日には、きっと悪夢にうなされることになるだろう。
いかがだっただろうか。
現在この動画は「最先端の技術を取り込んだ新人研修」ということで話題を呼んでおり、興味を持った人も多いのではないかと思う。
しかし、残念ながら一般向けには提供されていないため、ど~~~うしてもプレイしてみたいという人は、KFCの採用試験を受けてみることをオススメしておく。
ただし、あなたが優秀でない人材であれば、もれなくカーネルおじさんに熱血指導されることになるだろう。ファイトッ。