オーストラリア初の料理本
約150年前にオーストラリアで発刊された、料理本に収録されている料理がなかなか斬新らしい。
こちらがウワサの料理本『The English & Australian Cookery Book(イングランドとオーストラリアの料理本)』だ!!!
この本は、オーストラリアで初めて発刊された料理本で当時の様子が分かる貴重な資料である。
Pan Jam (パン ジャム)のレシピ
この本の中にあるレシピで私が衝撃を受けた一品をご紹介しよう。「パンジャム」という料理らしい。
まずは、カンガルーのしっぽを、皮がついているまま灰の中でロースト!
料理本の中の一行でこんなにも衝撃を受けたことは未だかつてあっただろうか?食材のインパクトが強すぎる・・。カンガルーというだけで慣れ親しんでいない私たちは違和感を覚えるのに、まさかのしっぽである。
だいたい火が通ったらきれいに皮をむいて、関節のところでぶつ切りに。
うむ、ワイルドである。カンガルーのしっぽの皮をむくなんて想像もつかない。
数枚の厚切りベーコンと一緒にフライパンに入れ、キノコやパプリカなどを加え、弱火で炒めたら出来上がり
おお!ついに完成である!
カンガルーのしっぽがどのようなものか想像はつかない。しかし、厚切りベーコンとキノコとパプリカなどを炒めるだけで、カンガルーのしっぽが入ってなくても十分美味しそうだなあと思ってしまうのは、きっと私だけではないだろう。
他にもたくさん
また、時々イラストつきで料理を紹介してくれるページもあるのだが、、、
好奇心でページをめくっているうちに、「野ウサギのロースト」に出会い、そのイラストに絶句。メチャメチャワイルドな料理本だということを再確認したのである・・・。
他にも、「カンガルーの脳をエミューの脂でソテー」や「ローストウォンバット添え」などが紹介されている。
我々からすれば全く予想もつかないメニューだが、オーストラリアの150年前の生活を覗いているような気持ちになれるのである。もちろん身の回りに居る動植物を食べることは何も不思議なことではない。しかし、料理をするという行為は共通しているのに、想像もつかない食材が登場するというのは本当に面白い。
こちらのサイトから、オンラインで実物を見ることができるので、実践してみたい人は是非お試しあれ!!!