18年にわたって殺人を繰り返した食人夫婦が逮捕
▲容疑者のドミトリー・バクシャエフ(35)
9月25日、ロシア南部・クラスノダール地方で、35歳の女性の切断された遺体が発見され、地元在住のドミトリー・バクシャエフと、妻のナタリア・バクシャエフが殺人の容疑で逮捕された。
▲妻のナタリア・バクシャエフ(42)
容疑者夫婦は9月8日ごろ、バーで知り合った35歳女性とトラブルになり、争いの末、男が女性を殺害。自宅でバラバラにしている途中に男が自撮り写真を撮影した後、スマートフォンを紛失したのだという。
その後、路上に落ちていたスマートフォンを拾った人物が、遺体が映る写真を見て警察に通報。
男は当初、「遺体を見つけて一緒に写真を撮っただけ」だと言い容疑を否認したが、35歳の女性とは別に、2012年に殺害された2名についても問い詰められたところ、容疑を認めたのだという。
▲殺害されたとみられる35歳の女性
更に警察は、容疑者夫婦の家宅捜索で冷凍された人肉のパックや手の瓶詰、皮膚、人骨を大量に発見した。
大皿にオレンジと共に盛られた人の頭や、頭皮の付いた女性の髪の毛なども見つかっており、あまりに凄惨な現場に捜査官たちは絶句しているのだという。
クラスノダール捜査委員会の取り調べで、夫婦は1999年に人間を食べ始め、この18年で少なくとも30人を手にかけた可能性があると報告している。
これまでに7名の遺体の身元はわかったものの、他の被害者については現時点で捜査中とのことだ。
ロシア連邦捜査委員会は、この事件をロシア史上最悪級の人肉食事件であるとみて調べている。
・・・・・・・・・・・・・・・
筆者は実際の事件現場の写真を見たが、死をもてあそぶような一面が見られ、強い怒りと不快感を覚えた。被害者は彼らにとって、食べ物であり玩具であったのかもしれない。
容疑者夫婦の常軌を逸した行為は、歴史に残るほどのものとなるだろう。
参照元:Metro.co.uk、Facebook