とある少女の感動的な映像が全米に拡散中!
米ユタ州に位置する私立学校のとある監視カメラ映像がインスタで公開された。
その映像は、公開後すぐに全米で拡散され、ラスベガス銃乱射事件直後のピリピリとした緊張感を持つアメリカに感動の渦を巻き起こした。
それはまるで「親子の形は一つではない」と、私達に語りかけているようである。
全身で「親がいる」喜びを表現するタンナちゃん
話題となっている映像はこちらだ。
実はこの映像、学校の事務所長とその生徒であるタンナ・バターフィールドちゃんを捉えたもの。
無音の監視カメラの映像だというにも関わらず、タンナちゃんが嬉しさをこらえきれず全身で大喜びしているのがよく見て取れる。
なぜこんなに喜んでいるのだろうか?
実はタンナちゃんは、2年前から養父ジェフ・フィッシャーさんと養母のジェンさんのもとで弟2人と共に引き取られて暮らしていた。
しかしこの時点では、まだ正式な養子縁組までは決定していなかったのだ。
もし養子としての申請が受理されることが無ければ、施設に帰ることになっていた。
そうして10月2日、養父母であったジェフさんとジェンさんは、養子縁組の最終申請のため裁判所へと向かった。
そして、そこでやっと養子縁組決定の知らせを受け取ったのだ。
タンナちゃんは、一刻も早く養子縁組が決定したかどうかの結果を知りたかったが、その時間は彼女が学校にいる時間だった。
そこでジェンさんは養子縁組決定の知らせを受け取り、一刻も早く彼女に知らせるために学校に電話し、事務所長のジャッキーさんに伝言をお願いしたのだ。
この映像はタンナちゃんがずっと待ち望んでいた知らせを受け取った瞬間のものだったのだ。
「人生で一番うれしい」
親がいなかったタンナちゃんにとって、実の両親ができたという喜びは計り知れないものだということが伝わってくる。
のちに、タンナちゃんは今回の養子縁組決定について、「私の人生に起こったことの中で一番嬉しいこと」と話しているという。
ジェフさんとジェンさんには13歳と10歳の実子がいる。
2人はもっと多くの子供を望んだが、不妊問題のためタンナちゃん姉弟3人を養子として受け入れた。
7人家族となったフィッシャー一家は、より一層楽しく賑やかで、温かい家庭を築いていくことだろう。