スペインの写真家、フランシスさん(22歳)の手がけた写真シリーズが、今、強烈にパワフルなメッセージを伝えていると話題になっている。
みなさんは、これらの写真をみて、一体どう感じるだろうか。早速ご覧いただこう。
「普通」と違う外見で悩んできた人たち
▲脱毛症でいじめを受けてきた彼。
▲幼い頃、腫瘍ができて眼球をとりのぞいた彼。
現在は義眼を装着している。
▲体中に500以上のホクロがあり、毛深い体質の彼女。
この女性、アルバ(16歳)は現在モデルとして活躍している。
▲「デブ!」と呼ばれ続けてきた彼。
彼らは、「普通」と違う外見のために、いじめられたり、悩んだりしてきた人たちである。
体質や病気で他の人と違った外見になった、ただそれだけの理由なのに、多くの人は「普通」の外見であることを美の基準とするのだ。そして「普通」ではない彼らに対して偏見を抱くケースが多いのである。
あなたは美しく唯一無二の存在だ!
今回の写真シリーズを手がけたフランシスさんはこう話す。
このシリーズでは、通常、「標準的な美」の枠におさまらない外見の人にフォーカスを当てています。彼らは一番弱い、そう、ありのままの姿をさらけ出しています。このプロジェクトの背景にあるメインアイデアは「普通」であることではなく、自分自身がいかに美しく、そして唯一無二の存在であるか、ということなんです。
ひとりひとり個性があるように、私たちの外見はみな異なる。しかし、「普通」という基準にとらわれすぎていないだろうか。
一体何が「普通」なのか、そして普通であることが本当に美しいのか、今一度考えるときなのかもしれない。