古いココアには注意ッッッ!!!
冬本番にさしかかり、すっかり寒くなってきた今日この頃。そんな時は、温か~いココアを飲んでホッと一息つきたいところ。
カカオとミルクの甘~い香りと優しい風味に舌鼓を打てば、老若男女誰しもが幸せになれる。
思わず、「ああ~、いてもたってもいられねえ!そういえばいつか買ったココアあるよな!!飲んじゃお!!」と、賞味期限を気にせず飲んでしまう方もいるのではないだろうか。
ヤフー知恵袋で検索したところ「8年前のココア飲めますか!?」という質問があったくらいなので、粉末だから長持ちしそうと思っている方も多いのではないだろうか。
今回ご紹介するツイッターユーザーさんも、同様に賞味期限切れしたココアで1杯作ったようだが、なにやら大変なことになってしまったという。虫だらけにつき閲覧注意だ!!
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ミルクココア作るよ!!!!ん?溶けが悪いなぁ、ん?んん??んんん????っ!!!!!!!!!!!!!!ママぁあああああああああああああ!!!ぁああああぁああああぁあああああああああああっぁああああぁああああぁああああぁああああ pic.twitter.com/UjCaEzrckI
— 久藤テラ (@kudoutera) 2017年11月18日
圧倒的ッ・・・虫の沼ッ・・・!
この事件に見舞われたのは、久藤テラ氏。2015年に賞味期限が切れたココアを溶いてみたところ、大量に虫が湧いていたことに気づいたのだという。
白いツブツブは「C」の字型に丸まっており、黒い小さな丸い虫も大量に浮いている。この衝撃的な画像には「これは怖い」「ギャアアア!」という恐れおののくコメントが相次いだ。
このようにざわついている中、ある1人の研究者が久藤氏に声をかけてきたのである。
研究資料としてココア虫が旅に出る
コメントをしたのは、九州大学で天敵昆虫学を研究するユーザーさん。話し合いの結果、虫は研究対象として送付することになったそうだ。
例のココア虫ですが、九州大学生防研の方に引き取って頂く運びとなりました( ゚д゚)!!!これで何虫かわかる上に飼育して頂けるそうで、なんという僥倖…元気でな、ココア虫!! pic.twitter.com/plgDl66sYX
— 久藤テラ (@kudoutera) 2017年11月18日
調べた結果、この虫の正体は「タバコシバンムシ」であることが明らかになった。
タバコシバンムシとは、日本全国で見られる乾燥食品を食い荒らす害虫だ。自然界では5月から11月しか現れないが、暖房の効いた室内には1年中住んでいる。
食害するのは小麦粉や白玉粉といった粉類の他にも、調味料や漢方の生薬や肥料、ウールなどなど。袋のわずかな隙間から侵入してくる以外にも、製造過程で虫のタマゴが付着した状態で増殖する場合があるという。
なお、久藤氏のココアに沸いたタバコシバンムシは九州大学で育てられており、今後も研究に生かされるとのことだ。
どう防ぐべきか
では、この虫を防ぐにはどうしたらいいのだろうか?箇条書きにしてまとめてみたぞ!
・賞味期限が過ぎたものは捨てる。
・食品、生薬などは缶やビンなどの密閉容器にいれ、冷蔵庫で保管する。(ビニール袋はNG)
・粉類がこぼれたときはキレイに清掃する。
いずれにせよ発生源を絶ち、普段から部屋を掃除しておくことが最も有効であるようだ。
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虫嫌いな方からは「知りたくなかった~~!!」と聞こえてきそうな情報だが、これをきっかけに乾燥食品の保存方法を見直したほうがいいかもしれない。
中でも、賞味期限切れしたものを食べるというのはやめた方がいい。乾燥食品はタバコシバンムシだけではなく、ダニやカツオブシムシも大好物だからだ。中でも、小麦粉に沸くダニはアレルギー反応を引き起こす可能性もあるので注意してほしい。
今年の年末の大掃除は、食品棚もしっかりチェックして頂くことをオススメする!
参照元:Wikipedia
追記:11/28 タバコシバンムシの説明箇所を一部削除しました。