障害は乗り越えられる!ダウン症女性がクッキー事業起業で予約殺到中!

カルチャー

誰でも同じ「好きなことを仕事にしたい!」

500 biscotti al giorno, 15 mila al mese. Sono i numeri stratosferici della mastra fornaia con sindrome di Down più…

Vorreiprendereiltrenoさんの投稿 2016年12月8日

毎日クッキー作りに精を出しているこの女性はコレット・ディヴィットさん(26歳)。地元ボストンの食料雑貨店で働いている彼女はダウン症である。昔からクッキー作りが大好きで、彼女の得意とするシナモンに浸したチョコチップクッキーは絶品だ。

障害者という壁を越えるために自身のビジネスを開始!

Collette Divittoさんの投稿 2016年5月14日

昔から母親ローズマリーはディヴィットのクッキーは絶対に売れると自信を持っていた。しかしディヴィットがぶち当たった壁は「障害者」という自分が想像する以上にはるかに大きなものだったのだ。彼女のような特別な補助がいる人間は、雇用関係を結び金銭を得るということが難しいということを自覚せざるをえなかった。

しかしそこであきらめないのがディビットだ。「私のような障害者でもやればできるということを示してやる!誰も雇ってくれないのなら自分でビジネスをはじめるわ!」

報道の力でアメリカ中から予約が殺到!

Golden Goose Marketさんの投稿 2016年12月13日

この話はアメリカで大きく報道されディヴィットをサポートしたいという人たちからたくさんの予約が集まった。地元ボストンのみならず、カリフォルニアやフロリダなど各州からすでに25000枚ものクッキーの予約が殺到しているのだ。「最近は寝る時間もないの。」とディヴィットは冗談まじりで話す。

Golden Goose Marketさんの投稿 2016年12月13日

ディヴィットの最初の取引先となった「Golden Goose Market(ゴールデングースマーケット)」は現在ディヴィットにキッチンスペースや必要な道具を貸し出し、信じられないような需要の数に追いつくように彼女を支援している。そんな彼女を手伝うために従業員たちも毎日のように残業をする日々だ。

ビジネスを成長させ、いつか障害者を雇う日を夢みて・・・。

‪Tune into Good Morning America tomorrow from 8-9am! I'll be apart of their Cookie Challenge 🍪 #GoodMorningAmerica ‬ABC News

Golden Goose Marketさんの投稿 2016年12月14日

現在いくつかの企業がディヴィットのクッキーの販売に関心を示している。クリスマスシーズンにちなんで休日のイベントでディヴィットのクッキーを提供したいというオファーもあり今週土曜日にボストン・アグリー・セーター・クロールでサンプルを配る予定だ。また、彼女のビジネスに投資をしたいと考える人も出てきた。
「オンライン注文の他に、毎日数百件の注文メールや国内外からのサポートメールに家族みんなで対応しているわ。世界中の人からの愛や思いやりをひしひしと感じているの。」と母親ローズマリーは嬉しそうに話す。

ディヴィットはこれからクッキー事業を大きく拡大し、いつか自分と同じような障害者を雇ってあげられるような環境を整えたいと話す。よりクッキー作りに打ち込めるように自分自身のキッチンを持ちたいとGoFundMe Pageでも寄付金を募っている。日本でも障害者であるがゆえに雇用が難しいとされるケースが多い。そして自分自身から発信していくということが難しいのも現状だ。ディヴィットのように自分が得意とすることをみつけ、積極的に発信していくことで夢を叶えることも不可能ではない。そのための近道として彼女のようにソーシャルメディアの力を利用することが大きな第一歩につながるのではないだろうか。

参照元:Inside Edition、Facebook

あなたにおすすめ

記者紹介記者一覧

sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

この人が書いた記事記事一覧