いまや、私たちの生活と切っても切り離せないSNS。
そのSNSが1日使えないとしたら、あなたはどう感じるだろうか?
「全く問題ない」という人もいれば、「SNSが使えないなんて一体何したらいいの?」とプチパニックに陥る人もいるかもしれない。
そんなSNSの在り方について、今一度考えさせられる投稿が話題になっているので紹介しよう。
2月29日はSNSのアクセスはブロックします!
1月29日午後10時、米カンザス州のアレン群保安官事務局が、Facebookにこんな投稿をした。
Monday, January 29, 2018 Please share so that all may be aware.
アレン群に住む市民のみなさんへ、30日前の警告です。
度重なるSNSの間違った使い方を懸念して、2月28日と3月1日の間にかけて、当管轄区内でのSNSアクセスはすべてブロックします。どうぞ、市民の認知のためにシェアしてください。
SNSにはFacebook、ツイッター、スナップチャット、インスタグラム、YouTubeなど、われわれが毎日のように使っているもの、すべてが含まれているようだ。
2月は29日までしかないため、1日だけの我慢ということになるが、ネット界隈では異様なザワつきをみせ、この投稿はこれまでに9,000件近くシェアされている。
え?今年って2月29日あったっけ?
それから6時間後の1月30日午前4時、あらたに投稿されたのがコチラだ。
January 29, 2018 1:00 p.m.
Please share as we seem to have created a monster.Social media. We love it. We hate it. …
ソーシャルメディアの力を止めることなんてできないこと、おわかりでしょう。
こんなキャプションとともに、2月28日と3月1日の間に黄色い矢印が当てられている。
あ・・・!!!
もうお分かりの人もいるでしょう。
そう、2月29日があるのは4年に一度。今年はうるう年ではないので、2月28日と3月1日の間の2月29日は存在しないのだ!
わずか4時間で600件以上のシェア、そして6万回以上閲覧されたという前夜の投稿。それに加え、3つのテレビ局からも問い合わせの電話があったというのだから驚きだ。それほどまでにSNSの力は強く、拡散性があるということを改めて思い知らされたのではないだろうか。
そして最後にこう締めくくっている。
SNSは大変役立つものですが、誤解を生みやすいものでもあります。情報をしっかりと受け止め、事実をきちんと確認するようにしましょう。それができないのであれば、利用方法をみつめなおす必要があるかもしれません。
市民をユーモアたっぷりに騙しながらも、きちんと的を得ているのはさすがとしかいいようがない。
参照元:Facebook