2月は私生活がバタバタしており、まったく記事の投稿ができなかった。
あまりにも更新をしていなかったため、編集部の方から
「大勢のファンの方達から、takaさんのことを心配するメールが編集部に殺到しています!編集部はてんやわんや!」
と、いうようなことを言われるのではないかと思っていたのだが、まったくそのような気配はなく、なんならば俺が記事を投稿しなくても何の影響もないようであった。
このままでは、皆様に忘れられるどころか、
「あれ、takaいなくてもいんじゃね?」
「あいつ、クビじゃね?」
「原稿料10円にしてもいんじゃね?」
と、編集部内で良からぬ事を言われかねないので記事を投稿することにした。
久しぶりの投稿なので、今回は謝罪の意味も込めて、皆様の役に立つようなことを書いたほうがいいのではないか、と考えた。
そういえば、俺も30代に突入し、すっかり大人である。
きっとedamame.の読者の方には10代や20代の方もいることだろう。
「そうだ、若い人達の何か・・何か胸を打つような・・大人なことを書こう」
そう思い立って、ナノブロックシリーズのスライムを組み立てることにした。
何を隠そう俺は、”右手にナノブロックを握り締めて生まれてきた”と言われるほどのナノブロックの申し子である。
そんな俺は幼少期から三度の飯より、ナノブロックが好きで、なんならば、ご飯代わりにナノブロックを食べていたほどだ。
そんなこともあってか、今では目隠しをして、両手を後ろ手に縛られていても簡単に作れてしまうくらいの腕前を持つまでになった。
しかし、そんな俺でもスライムはおろかモンスターを作るのは初めての経験である。
しかも相手はドラクエの魔物ということもあって細心の注意が必要だ。下手をしたら怪我、もしくは入院もありうるだろう。
俺は覚悟を決め、箱の中身を空けると、スライムだけあって9割方が青色のブロックであった。
一見、同色だと簡単だと思いがちであるが、実際に作ってみるとどこの部分を作っているのか途中でわからなくなりやすく、3度ほど分解してイチからやり直すほどの難易度であった。
説明書の情報では作成難易度がレベル1ということだったので、最初は「15分あれば作れるな」と思っていたが、完成まで45分もの時間がかかってしまった。
ナノブロックプロの俺が45分もかかるのだから、一般人が作ろうものならば数年はかかるだろう。これから作るつもりの人は覚悟してもらいたい。
こうして苦労の末、完成したスライムは値段の割りには、若干小さすぎるような気がしないでもないが、非常に可愛らしく気に入っている。
ブロックでできあがった姿は、まるで当時のファミコンのドット絵のスライムのようだ。
そう、今回、俺が若い人達に言いたかったことは、つまり、その、あの、ドラクエのスライムのように・・なんというか、あの、何度も向かってくるっていうか、その・・・そう!
「ドラクエのスライムのように何度負けても向かってくる、そんな芯の強い大人になって欲しい」ということである!