2年前の姿と現在の姿
まずは、こちらの写真をご覧いただこう。
実はこの二人の女性、まったくの同一人物なのだ!
こちらの女性はロシアの、マリア・レベデヴァさん(23歳)。左側が2年前の姿、そして右側が現在のマリアさんの姿だ。
たった2年の間に、一体彼女に何がおこったのか!?
実は、当時付き合っていた彼氏の身勝手な行動によって、彼女に悲劇的な出来事が起こってしまったのである!
遅刻に激怒した彼氏の荒運転が事故に!
その悲劇は2016年8月20日に起こった。
交際4年目になる彼氏のアンドレイとの待ち合わせに遅刻してしまったマリア。
どこに急ぐというわけでもないのに短気な性格のアンドレイは激怒し、なんとマリアに罵声を浴びせ始めたのだ。
マリアが車に乗り込んだ後も、その怒りは収まらず、理性を失ったのか信号が赤に変わった瞬間、なんと車を急加速させ、前方にいた車に激しく衝突したのである。
この事故によって、無傷だったアンドレイとは対照的に瀕死の重傷を負ったマリア。
彼女は、脳や骨盤に怪我を負い、10日間昏睡状態になり、視力や直近2年間の記憶、そして生まれ持った美貌を失ったのだ。
そして後遺症との闘いの日々がはじまったのである。
誠意のない彼氏と別離
▲当時のマリア(左)とアンドレイ(右)
最初は病院に見舞いに来ていたアンドレイだったが、その姿はいつしかみられなくなったという。
しかし、当のマリアは気に留めない。なぜなら、彼のサポートを必要としていなかったのだ。
その原因は、事故後、アンドレイがマリアに放った一言だ。
俺だけがこの事故の罪を背負わないといけないのか?俺たち2人とも有罪なんだ。
罪悪感、そして謝罪の意思が無いアンドレイの信じがたい発言に落胆したマリアは、彼との関係を断ち切ったのである。
夢に向かって歩み出したマリアに支援を!
この事故により、すべてを失ってしまったかのように見えたマリア。
しかし、今、客室乗務員という新たな夢を見出し、歩み出そうとしている。
▲(上)事故前(下)現在 姉のイリナと
脊髄も損傷しているマリアは、歩行することや姿勢を変えることも困難で、時には痛みも生じるという。1年間で5つもの医療機関を受診し、懸命な治療を続けているのである。
姉のイリナは、自身のインスタグラムでこう呼びかけている。
事故の後遺症でときには鬱状態になるマリア。できるサポートはたくさんあります。電話をかけて「元気?」と聞いてあげてください。もちろん医療費の支援も大歓迎です。マリアには手助けが必要です。どうか、シェアしてください。
いつ、どのように人生が変わってしまうか誰にも予測はできない。しかし、困難な状況におかれても、決してあきらめないマリア。そんな彼女に、よりよい未来が待ち受けていることを願わずにはいられない。