「容疑者判別が目的」と述べるが…
メガネ越しに誰かの顔を見ると、名前や生年月日、性別から住所まで一瞬で判明する…
そんなSF世界のメガネを、中国の警察が導入したようだ!
北京の警察官が新セキュリティツールを装着。運転者の顔の特徴と車のナンバープレートを読取り、即座に犯罪容疑者のデータベースと照合する「スマートグラス」でLLビジョンが製造。車中人物の顔とナンバープレートをスキャンし、中央で集約されたブラックリストと人工知能を用いて照合する。 #中国 pic.twitter.com/gdZ5X1pmIX
— China Tips by myokoi (@myokoi1962) 2018年3月19日
2月、中国共産党の機関紙「人民日報」が、顔認証メガネを警察が導入したことを発表した。
顔認証メガネをかけると、対象者の個人情報を即座に確認することができる。
犯罪を起こした容疑者を捕まえることが目的で、ある駅ではこのメガネのおかげで、重要犯罪者7名、身分偽装者26名を摘発することができた模様。
記事によると、人力では数時間かかっていた200人分のIDチェックが、ものの数分で完了するという。
まさにSF世界の最新技術である。なんともスゴイものだなぁ…
中国ということもあり懸念の声も…
だがこの技術を導入しているのが、中国ということもあり、懸念の声も聞こえてくる。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの識者は、「中国の監視社会が強化される恐れがある」と述べている。
このニュースはTwitterでも話題になっており、
・SFの世界が現実化したのか
・すごいけど、怖すぎる…
・監視社会の基盤強化だな
とのコメントが見られた。
このような技術が良く使われるか、悪く使われるかは、使う人次第である。中国の警官がプライバシーを侵害するような、悪用をしないように願うばかりだ。