飛行中にエンジンが爆発か!?
日本時間18日未明(現地時間17日)、米ニューヨーク発ダラス行きのサウスウエスト航空1380便ボーイング737-700型機が、エンジントラブルからフィラデルフィア国際空港に緊急着陸した。
そのとき、空港で撮影されたのがコチラの写真である。
What a flight! Made it!! Still here!! #southwest #flight1380 pic.twitter.com/Cx2mqoXVzY
— Joe Marcus (@joeasaprap) 2018年4月17日
無残にも、機体左側にあるエンジンが大きく欠損してしまっているではないか。
乗客たちの証言によると、飛行中に大きな爆発音がしたという。今なお調査が続いているものの、なんらかの原因で、飛行中にエンジンが爆発してしまったという見方が強まっている。
事故当時の様子が公開される
当時、機内にいた乗客は、爆発音がしたあと、酸素マスクが降りてきた様子をSNSで公開している。
Flight 1380 From NYC to Dallas crash landed in Philly. Engine exploded in the air and blew open window 3 seats away from…
フィラデルフィアに緊急着陸。飛行中にエンジンが爆発して、僕の3席向こう側の窓が割れたみたいだ。その窓側の座席に座っていた女性が怪我を負った。
しかし、この女性は、この事故で唯一の犠牲者となってしまった。
一見、機体の外部で起きた事故にみえるが、なぜ、内部の乗客にまで被害が及んだのか。
吹き飛ばされたエンジンの一部分が機体に当たったことで、窓ガラスのひとつが割れ、窓側の座席に座っていた女性の腕や体の一部が、窓ガラスから外へ吸いだされてしまったという。
他の乗客が、機内から必死で彼女を引きもどしたのだが、緊急着陸後に病院に搬送された女性は、その後死亡が確認されたようだ。
事故の原因は今後の調査で明らかに
近年、航空機関連の事故はたびたび耳にするが、民間機事故で死者が出るのは、アメリカでは2009年以来だという。
事故が起きた原因や女性の死因などはまだ明らかにされておらず、運輸安全委員会(NTSB)が現地に調査チームを派遣し、今後、事故の詳細を究明していくようだ。
今回の事故で亡くなった女性は、ニューメキシコ州にある銀行の地域関係担当副社長を務め、2児の母でもあった。出張から帰る途中に、この不運な事故に巻き込まれてしまったという。
愛する人を突然失った遺族の悲しみははかりしれない。航空会社は今後、さらなる管理体制や責任を問われることだろう。