今、世界中で巻き起こっている#Metooムーブメント。
セクハラ被害に悩む多くの女性が立ち上がり、これまで泣き寝入りしていた風潮を変えていこうという動きが、各国でみられるようになってきたのはみなさんご存知だろう。
そんななか、メキシコでも、ある女性の勇気ある行動に賞賛の声があがっている。
調子に乗って2度もお触り⇒マイクで撃破!
事の発端は4月26日、サッカーチャンピオンズリーグの決勝戦で地元メキシコのグアダラハラがトロントFCに勝利し、FIFAクラブワールドカップ2018の出場権を獲得したことだった。
これには地元のサポーターも大喜び。
グアダラハラスタジアムの外で、そんなサポーターたちの声を生中継で届けていた美人リポーターだったが、興奮した彼らはどさくさに紛れ、彼女のお尻を2度もお触りしたのである。
La periodista de deportes, María Fernanda Mora, fue acosada durante una transmisión en vivo
Maria Fernanda Mora fue acosada por un pseudoaficionado mientras hacía un enlace en la Glorieta de la Minerva, en Guadalajara; a través de una carta expuso cómo fueron los hechos: http://bit.ly/2Kr3Nmm.
Animal Políticoさんの投稿 2018年5月1日(火)
1度目は手が当たっただけだと思ったのだが、2度目は確信犯であると察した彼女。
すぐさま後ろを振り向き、生中継であるにもかかわらず、当事者を持っていたマイクで撃破するという勇気のある行動に出たのだ!!!
毎日何千人もの女性に起きていること
この女性は、Foxスポーツメキシコの美人リポーターとして知られるマリア・フェルナンダ・モーラさん。
彼女はその後、自身のインスタグラムにこう綴っている。
木曜の夜に私の身に起きたことは、公共の場で、毎日何千人もの女性に起きていることです。唯一の違いは、生放送中に起きたということで現状を拡散することができました。私は仕事をやり遂げるために必死でしたが、あの男性は私が何も言わないのをいいことに2度も触ってきたのです。私は自分の身を守ることを決めました。自分のとった行動を後悔していません。
このようなセクハラ行為は、たとえ公共の場で起きたとしても、本人が声を上げなければ周囲に気付いてもらうことは難しい。しかし、恐怖心に苛まれ、その声をあげるという行為、できる人はそう多くはいないのが現状だ。
今回、マリアさんのような影響力のある女性が、電波を通じて勇気ある行動をみせたことで、また何かひとつ変わるきっかけになるかもしれない。