子育てを究極にしやすくした結果・・・
生物は数千年をかけて進化し、様々な形でその時代時代を生き残るすべを模索している。私たち人間もまた、今この瞬間も進化し続けているのである。
こうした”進化”を研究する進化生物学の世界では、人間がはるか未来、どのような姿をしているかという議論が交わされている。
未来に思いをはせる事でロマンを感じる人は多いだろうが、先日にイギリスの進化生物学者が考案した、完璧な進化を遂げた母親像がヤバすぎるとのことで注目が集まっているという!
その姿がコチラだ。
Anatomical oddity – join me on Wednesday evening, @BBCFOUR as I attempt to design the #perfectbody! pic.twitter.com/cAWRFU47eO
— Prof Alice Roberts (@theAliceRoberts) 2018年6月10日
し、進化したくねぇ!!
とがった耳や大きな目はまだ理解できるだろう。だが、カンガルーのようにお腹で赤ちゃんを育てているなんて、誰が想像できただろうか。
更に、鳥類のような形状の足から伸びる、3本の短く太い指が非常に特徴的である。そしてさりげなく持っているスマホから、ネット中毒の現代人との共通点を感じる。
現代人の問題をクリアする完璧な姿
Coming up Weds 13 June at 2100 on BBC4: @theAliceRoberts tries to undo evolutionary problems with the human body- a must-watch for anatomy/mechanics/evolution buffs, featuring @birdBiomech plus maybe someone gets turned into an avian theropod-human hybrid? https://t.co/muK49Gfwv3
— John R. Hutchinson (@JohnRHutchinson) 2018年6月8日
こちらの進化像を作り出したのは、バーミンガム大学で生物学を研究する、アリス・ロバーツ氏。
ロバーツ氏は英メディアBBCのインタビューにおいて、頭蓋骨と骨盤の大きさには相互関係があり、頭蓋骨が大きくなったときに骨盤が小さくなるように進化してきた可能性があると語っている。
それにより骨盤が狭まり、より出産に苦痛が伴うようになっていったのは大きなデメリットだと考えたそうだ。
こうした理由などから、他の動物を参考にし、有袋類のような赤ちゃんのポケットを作ることを考えたという。そして赤ちゃんは二足歩行で歩き出すまで、母親のおなかの中で育つような形となっている。
また、かかとや膝の位置が変わったことによって足には俊敏性が追加され、コウモリのような大きな耳によって聴覚を高めたほうがいいと考えたそうだ。
・・・そして、以上の条件をロンドン科学博物館と提携し、3Dデータでリアルな姿に再現。
その時の様子を、ロバーツ氏は「とても価値あると思って始めた3DCG化ですが、初めて見たときに思わず叫んでしまいました!」と話している。やはりリアルな姿はご本人からしても奇妙だったらしい。
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いかがだっただろうか、これが未来の人間の姿かと思うと、いつかタイムトラベルができるようになっても未来に行く気はなくなるだろう。
一方、この記事をご覧のママさんのなかには「ベビーカーいらなくて済むわ~!」とホッとした方もいらっしゃるかもしれない。いや、いないか。
参照元:Twitter、IFL science!