デマの拡散
昨日、大阪府北部でおこったマグニチュード6.1と推定される地震によって大きな被害を受けた近畿地方。
先ほどの震度の情報です。 pic.twitter.com/6POr9mAeMB
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2018年6月17日
edamame.編集部のある大阪市内も、かなりの衝撃、揺れを体感した。
特に被害の多かった大阪府高槻市周辺では、小学生の女の子を含む4名の方が亡くなり、家屋の倒壊や火事なども発生しており、1日たった現在もガスや水道などのライフラインが途絶えたままの地域がある状況だ。
少しでも新しい情報をと、SNSなどで情報収集できるのは現代の強みではないだろうか。
しかし、そういった状況においてトンデモない「デマ情報」が拡散され混乱を招いている。
シマウマが逃げた
今回は、
・大阪府北部でシマウマが逃亡した
・大阪西区の京セラドームの屋根に大きなヒビがはいった
・京阪電車が脱線している
などが、主にツイッター上で拡散された。
前回の熊本地震の際にも、こういったデマ情報が拡散され「ライオンが逃げ出した」とツイートした男が偽計業務妨害の疑いで逮捕されている。
こういう情報は、藁をもつかむ気持ちで情報を求める人たち対して「冗談でした」ではすまないことだろう。
さらに、人種差別的な投稿も目立ち、非難が殺到している。
善意が裏目に
こういった悪意ある情報を拡散してしまうのは論外だが、それらしい情報を「誰かのためになるのでは」という善意の気持ちで拡散してしまうケースもあるだろう。
そういった情報を目にされた際は、今一度「情報の発信元」や「情報の信憑性」などを確かめてみてほしい。
大阪府はホームページ上で「事実と異なる情報にご注意ください!」と題し、注意喚起している。
6月18日午前7時58分に発生した地震のあと、SNSでは実際に起こっていない事故など、事実と異なる情報が発信、拡散されています。情報の発信元にはご注意いただき、信頼できる情報かどうか、十分に確認をしてください。また、未確認の情報をむやみに拡散しないでください。
地震発生後も余震が続くことが予想されている。
情報を探す立場の人も、だれかの役に立つ情報だと拡散しようとする人も、今一度冷静になって情報の内容を確認する必要があるだろう。