昨年、爆風を浴びられる観光名所で初の死者が出た事件についてお伝えしたのだが、そんな悲劇が起きたあとも、いまだ危険行為は絶えない。
飛行機すれすれの写真をインスタ投稿
カリブ海に位置するセントマーチン島。多くの観光客が訪れるマホビーチには冒頭で述べたとおり、もうひとつの観光名所がある。
それが『プリンセス・ジュリアナ国際空港』である。
この空港に離発着する飛行機は、ビーチすれすれの低空を飛行するため、その爆風を体感できるとして人気を集めている。
しかし、これは大変危険な行為である。
にもかかわらず、マホビーチを訪れていた観光客が、このような写真を撮影しインスタグラムに投稿したのだ。
あっぶねっ!!!
まさに上空を飛んでいる飛行機と接触しそうな距離感である。
インスタ映えを狙った写真なのだろうが、約1年前に犠牲者を出しているだけに非難が殺到するのは当然のことだろう。
写真を撮影して気付いた事の重大さ
写真を撮影したオレグ(36歳)とユリア(25歳)は同じサーカス団に所属している。
上空を飛んでくる飛行機を背景に、普段から取り組んでいるアクロバティックなポーズを撮影したかったのだと話す。
しかし、実際に撮影してみると、想像をはるかに上回る至近距離と爆風にバランスを崩しそうになったユリア。この写真を撮影したあとに、いかに危険な行為であったか気付いたという。
2人の浅はかな行為に、ネット上では「もし飛行機に当たっていたら二度と歩けなくなっていたはず」「あまりにも馬鹿げている」「フォトショップで加工してるんじゃね?」などと叩かれる事態になっている。
警告を無視する観光客たち
ビーチや空港周辺には、警告を促す看板が多く掲げられているにもかかわらず、いまだ興味本位で集まってくる人が多い。
これ以上危険行為を助長しないためにも、より一層厳しく取り締まる必要があるのかもしれない。
参照元:Instagram①、②、③、news.com.au