「上馬キリスト教会」のツイートとともに振り返るワールドカップ2018
この夏、世界中を白熱させたワールドカップ。
ツイッターでは「大迫半端ない」祭りが起こるなど、SNSでも「#ワールドカップ」が大いに盛り上がった。
そんな中、「神の名のもとに」この祭りに参加した、とある教会が話題となっている。
東京都世田谷区駒沢にある「上馬キリスト教会」。この教会のツイッターアカウントは、フォロワー数6万人という脅威の数字をたたき出している。
教会員である「まじめ担当」と「ふざけ担当」の二人が繰り出す「タブーギリギリ」のつぶやきが、クリスチャン以外のツイッター利用世代の心にも刺さり、「ツイッター伝道」を体現したのである。
ワールドカップの開催中、サッカー関連のつぶやきを発信し続けた上馬キリスト教会。その引用とともに、ワールドカップ2018の開幕から閉幕までの流れを振り返ってみたい。
ワールドカップ開幕
6月14日、ワールドカップが開幕。上馬キリスト教会も、旧約聖書の引用とともに祝福した。
本日W杯開幕!?⚽️
どうか、あなたの栄光を私に見せてください。出エジプト33:18#WorldCup pic.twitter.com/pAkGjoxWOb
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年6月13日
日本-コロンビア戦
6月19日、日本の初戦となるコロンビア戦がキックオフ。予想をいい意味で裏切り、日本が2-1でコロンビアを破る結果となった。
勝ったあああああ!!?
ハレルヤあああああああああ?#daihyo #WorldCup #JPN
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年6月19日
大迫半端ないってええええええええええええええええええええええええええええええええ#daihyo #WorldCup #JPN
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年6月19日
人々を沸かせたのは、攻撃・守備ともに「半端ない」活躍を見せ、この試合の最優秀選手にも選ばれた大迫勇也選手。10年前、当時高校生だった大迫選手を評価したセリフ「大迫半端ないって」がトレンドワードとなった。
イエス半端ないって。あいつ半端ないって。死んでも3日目によみがえるもん。そんなんできひんやん、普通。
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年7月4日
日本-セネガル戦
6月25日、日本の第2戦、セネガル戦がキックオフ。日本はセネガルに先制点を許すも、同点に追いつく。その後も「右頬と左頬を打たせあう試合」の末、2-2のドローで終了。上馬キリスト教会も、勝ち点を分け合う「隣人愛」を称えた。
セネガル戦は2対2の同点で終了!⚽️??
勝ち点1を分け合う結果に。びば隣人愛!??
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年6月24日
前回王者ドイツの敗退
6月27日、前回王者のドイツが韓国戦に敗れ、まさかのグループリーグ敗退となった。巨人ゴリアテの予想外の黒星に、サッカーに詳しくない「まじめ担当」氏も驚いた。
まさかの前回王者ドイツ敗退。
サッカーに詳しくないまじめ担当でも、この事態には驚いて、聖書のこんな箇所を思い出しました。
富はいつまでも続くものではなく、
王冠も代々に続かないからだ。箴言27:24勝負の世界は厳しいし王冠をかぶり続けることはもっと厳しいのでしょう。#GER #ドイツ敗退 pic.twitter.com/HwFMORBOtT
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年6月27日
【教会豆知識】
スポーツなどの「番狂わせ」を意味する「Giant Killing」は直訳すれば「巨人殺し」。これはダビデが投石器で巨人ゴリアテを倒した聖書の記述に由来する(諸説あり)#daihyo #WorldCup #JPN pic.twitter.com/BP096loIEJ
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年6月19日
日本-ポーランド戦
6月28日、日本の第3戦、ポーランド戦がキックオフ。日本は0-1で敗北するも、勝ち点4(1勝1分1敗)でグループHの2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。
日本-ポーランド戦、決勝トーナメント進出のためにまさに薄氷の戦いを強いられている日本チームですが。
薄氷なんて、凍ってるぶんだけまだマシです!!イエス様は凍ってもいない、ただの水の上を歩きましたよ!!#W杯 #日本代表 #JPN #ポーランド
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年6月28日
決勝トーナメント開幕
6月30日、決勝トーナメントが開幕。開幕戦のフランス─アルゼンチン戦では、フランスが4-3でアルゼンチンを破る結果となり、メッシは肩を落とした。
W杯ベスト16はフランス対アルゼンチンからスタート!????
注目は右腕にイエス・キリストのタトゥーを入れているメッシ!⚽️? pic.twitter.com/qIrarbWBbF
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年6月30日
日本-ベルギー戦
7月2日、日本の決勝トーナメント初戦となるベルギー戦がキックオフ。試合は日本時間の午前3時からであったが、平均視聴率30%以上を記録するという伝説の試合となった。
日本代表の決勝トーナメント1回戦の相手は『赤い悪魔』ことベルギー代表!??
両チームの健闘を祈りつつ、ベスト8進出に向けて日本代表にぴったりの聖句をご紹介?
悪魔に機会を与えないようにしなさい。エペソ4:27
7/2 27:00キックオフ!⚽️?#daihyo #WorldCup #JPN #BEL pic.twitter.com/UDtmUex6Wb
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年6月28日
日本は強豪ベルギーに対し善戦。前半を0-0で折り返した。
神は、これほどの大きな死の危険から、私たちを救い出してくださいました。また将来も救い出してくださいます。なおも救い出してくださるという望みを、私たちはこの神に置いているのです。Iコリ1:10
「死」を「失点」に置き換えると、前半から後半に向かう日本チームの心境に思えます。#ベルギー戦 pic.twitter.com/XdHCxW9DsU
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年7月2日
後半は、日本が2点先制することもあったが、終了間際にベルギーの逆転弾を許す。2-3で逆転負けし、日本の敗退が決まった。しかし、聖句でも表現できない感動がそこにはあった。
ダメです。どんなシチュエーションでも聖書の引用を!と、頑張ってましたが、この幕切れには思いあたる聖句もありません。
ものすごくいい試合でした!ベルギーチームに主の祝福がありますように。日本チームに主の恵みがありますように。#W杯 #ベルギー戦 #日本代表 #BELJPN #ニッポン
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年7月2日
長谷部選手、代表引退を表明
7月3日、長年キャプテンとして日本代表を牽引してきた長谷部誠選手が引退を表明した。
サッカー日本代表の主将・長谷部誠選手が代表引退を発表⚽️
代表として2006年から約12年半プレーし、そのうち8年間は主将を務められました。数々の感動をありがとうございました。いつか監督として帰ってきてください!?
彼が誠実と正義と真心とをもって、あなたの御前を歩んだからです。列王I 3:6 pic.twitter.com/bqbvFpTeON
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年7月3日
フランス優勝
7月15日、決勝フランス-クロアチア戦では、フランスが4―2で初決勝進出のクロアチアを破った。ワールドカップ2018は、フランスの5大会ぶり2回目の優勝で幕を閉じた。
イエスさま、W杯は仏が優勝しました。仏が
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年7月15日
ワールドカップ閉幕後の上馬キリスト教会
7月19日、記者がこの企画を持ちかけた時、上馬キリスト教会「まじめ担当」横坂剛比古さんはツイッターの引用を快く承諾してくれた。そして、一言ずつコメントもくれた。
多分、「キリスト教以外の話題で記事を書きたい」という不敬極まりないお願いに、こんなに協力的になってくれる教会は、世界中どこを探してもない気がする。
ちなみに、ワールドカップは終わっても、上馬キリスト教会のつぶやきは相変わらず、超えてはいけないライン上で綱渡りを続けている。
スピーカーはBOSEです
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年7月19日
許諾元:上馬キリスト教会