ケーキが動物虐待に?
動物やキャラクターをモチーフにした食べ物というのは世の中にたくさんあるものだが、「可愛すぎて食べられないよ~!」とかいいつつも、残さずキレイに食べる人がほとんどだろう。
しかし近頃、動物のリアルなケーキを作るパティシエさんがナイフで切る動画をアップしたところ「動物虐待だ」という批判を浴びだすようになってしまったのだ。
その話題になっているケーキと言うのがコチラである。
非常に精巧で、ブルドックの魅力がめいいっぱい表現されているケーキである。素晴らしい才能だ。
これを作ったのは、イギリス・ロンドンでケーキ店を営んでいるハンナ・エドワーズ氏。
彼女は「ケーキイリュージョニスト」と呼ばれるほどの高い技術を誇り、国内外で数々の賞を得たこともあるイギリストップのパティシエである。
しかし7月初旬、このブルドックのケーキを切り、中身を見てもらおうとする動画をアップしたところ、瞬く間に批判の的になってしまったのである。
動画は100万回以上再生された後、エドワーズ氏は誹謗中傷に耐えきれず動画を削除。今でも納得できない状況が続いているという。
批判の一つを抜粋すると、「ひどい!気持ち悪いわ!誰が馬とか犬とかを食べられるの?あなたは赤ちゃんのケーキをつくって切ることができるってわけ?」と、かなりの怒りが感じられる。
どうやら、ケーキで非常にリアルな動物に作り、切ることによって、疑似的な暴力ととられているようだ。
またエドワーズ氏のフェイスブックでも、「暴力的な表現として通報した」といった発言もあり、動物の形状にケーキを作ること自体にも批判をしている人物が増えだしてきた。
これに対し同氏は非常に驚き、次々につくコメントに強い恐怖を覚えたことを、英メディア”デイリーミラー”に話している。
ケーキを切るシーンにここまで多くの人にネガティブな反応を受けるとは思っておらず、非常に驚きました。
この動画をアップする前にも1つか2つイヤなコメントはあったものですが、今ついているコメントの攻撃性は異常です。
皮肉にも、常日頃から動物のお肉を食べているだろう人たちが、なんで動物のケーキを切ることを許せないというのです。
彼らの怒りを本物の動物虐待の原因にぶつけることが出来たら、今よりはるかにいい結果になっただろうと思っています。
このように、ケーキに怒りを燃やすことなんかより、動物虐待解決のためにもっとやるべきことがあるはずだと主張している。
なお、批判する人々の間で今もなおメールアドレスの晒し行為などが相次いでおり、精神的苦痛を味わう日々が続いているという。
元々犬のケーキは、お客さんからの依頼で作り始めたのだそう。
そこからのまさかの事態に多くのファンがショックを受けており、「うちの犬のケーキも作ってほしいです」「中傷に負けないで!」といった応援コメントが残されていた。
参照元:Instagram