このポーズ、見たことない?
今、世界中で筋トレが一種の流行となっている。そんな中、海外では「俺は誰よりもマッチョだぜ!」と思い込んで、まだ筋肉が成長していないのにゴリマッチョっぽく振る舞う不思議な人々が現れつつあるという。
「どういうこと?」と思われている方も多いことだろう。こちらの動画をご覧いただこう。
コチラの動画は、8月23日、アメリカ・ニューヨークで撮影されたもの。
お祭りで人々が盛り上がっている中、やたら肩をいからせているタンクトップの男性が目立つ。
どうやら彼は自分がめちゃめちゃマッチョだと思い込んでいるようだが、筋肉量はそれほどでもなく、シュッとした普通の体型だ。
近年ネット界隈では、こうした筋トレマニアの思い込みのことを「イマジナリー・ラット・シンドローム」と呼んでいるという。
直訳すると”幻想広背筋症候群”といえるこちらの病気は、もちろんこれは正式な疾患名ではなく、海外の巨大掲示板Redditで作られたスラングである。
▲広~い背中の例(ザ・ロック様ことドウェイン・ジョンソン氏)
このような広背筋がしっかり鍛え上げられた広い背中にあこがれを抱いているのだろう。く~、やっぱり本物はしびれるッ!
こうした肉体に憧れを持つ気持ちはわかるが、同じ筋トレマニアの目からすると、イマジナリー・ラット・シンドロームはダサいヤツの代名詞と思われているようだ。
女の子が自撮りをしまくって、自分を世界一の美少女だと思い込むようなものだろう。向上心が高いのは素晴らしいことだが、ほどほどにしておいたほうがいいかもしれない。