権力者はナッツにこだわるのか!?
2014年、大韓航空の副社長がCAのマカダミアナッツの出し方に激怒し、航空機が20分遅延したとする”大韓航空ナッツリターン事件”が起きた事は覚えているだろうか。
世界中で話題になった出来事であったが、どうやら先日、スリランカの大統領も航空会社のナッツに激怒したという・・・。
ナッツが美味しいのはわかるが・・・権力者はナッツにこだわりが強いのだろうか?事件の顛末がこちらだ。
▲シリセーナ大統領の画像
問題を起こしたのは、スリランカ第七代大統領のマイトリーパーラ・シリセーナ氏。
9月の第1週、シリセーナ大統領はネパール・カトマンズに滞在し、スリランカ航空の便を利用し帰国しようとしていた。ところが、飛行機の中でCAがカシューナッツを出したところ、「まずい!」といって激怒したのである。
その語、スリランカの都市コロンボに到着した後、ナッツを生産していたとされる農業組合へ「こんなもの犬も食わない!誰がこんなマズいものの出荷を認めたのだ!!責任を取れ!!」と大々的にコメント。これにはナッツ農家も困惑するしかないだろう・・・。
ちなみにスリランカ航空はというと、前政権の失策によって2015年時点で9兆円もの負債を抱えており、深刻な財政危機に直面している。今回の事件に関してコメントはしていないものの、おやつのカシューナッツにまで手が回らない状況であることが考えられる。
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本当に怒りの矛先がナッツに向いていたのか甚だ疑問ではあるが、わざわざニュースで大きく取り上げられたとなると「本当にマズかったの・・・?」と思っちゃうほどである。
みなさんも、スリランカ航空を利用する際にはカシューナッツを頼んでみて欲しい。とはいえ、日本に流通するカシューナッツにもスリランカ産はあるので、おそらく普通に美味しいだろうと思われる。
参照元:BBC.co.uk