採らない・食べない・あげない!
厚生労働省、東京都福祉保健局が、毒キノコに関して注意喚起を行っている。
誤って採取した毒キノコを食べたことによる食中毒が近県で発生しています。
専門家でもキノコの種類を確実に見分けるのは困難です。確実に鑑定された食用キノコ以外は絶対に食べないようにしましょう。
毒キノコによる食中毒防止5ヵ条はこちら。https://t.co/hHm5dAtVY5 pic.twitter.com/5jmmNNQ9Ll— 東京都福祉保健局 (@tocho_fukuho) 2018年8月30日
【食べないで!毒キノコ ツキヨタケ】
#ツキヨタケ は食中毒の多い #毒キノコ 第1位!!ヒラタケ、ムキタケ、シイタケと間違えやすいキノコです。食後30分~1時間で嘔吐、下痢、腹痛などの中毒症状。
詳しくは→https://t.co/FfGubcZZXA pic.twitter.com/atBMmYbpZj— 厚生労働省 (@MHLWitter) 2018年9月4日
毒キノコによる中毒症例のおよそ9割が9月~10月に起こっており、その原因としてもっとも多いのが「ツキヨタケ」である。見た目がシイタケなどの食用キノコとそっくりで、毒を持っているように見えないことから、近所に生えているものを自己判断で採取して食べてしまう事例が後を絶たない。
実は、毒キノコと食用キノコの判別は、専門家でも難しいと言われている。世間には眉唾物の「毒キノコ情報」が蔓延っているが、決して信用してはいけない。以下に例をあげる。
・柄が縦にさけるものは食べられる
→多くの毒キノコは縦にさける
・地味な色をしたキノコは食べられる
→多くの毒キノコは地味な色をしている
・虫が食べているキノコは食べられる
→毒キノコを食べる虫もいる
・ナスと一緒に料理すれば食べられる
→科学的根拠なし
・干して乾燥すれば食べられる
→乾燥しても有毒成分は残る
・塩漬にし、水洗いすると食べられる
→ほとんどの毒キノコで効果なし
・カサの裏がスポンジ状のキノコは食べられる
→カサの裏がスポンジ状の毒キノコもある
他にも「毒キノコの見分け方」と称して様々な迷信があるが、ほぼすべて当てにならないものである。とにかく、原則として「野生のキノコは採らない」ということが重要だ。
参照元:Twitter[1]、[2]、食品衛生の窓、日本中毒情報センター