みんながお世話になったホームページ作成サイト
2000年代にホームページを作っていた人なら、一度はお世話になったであろうYahoo!ジオシティーズ。
1994年でアメリカで誕生し、1997年から日本で運営が始まった、無料のウェブサイト作成サービスである。親切でわかりやすいサイト構造は、多くのネット初心者のホームページ制作の入口となったに違いない。
しかしこの度、このジオシティーズが2019年3月末をもってサービスを終了すると発表された。21年もの歴史を持ったこのサービスには、きっと多くの人が別れを惜しんでいることだろう。
今回はこの出来事にちなみ、そんなインターネット黎明期のあの頃を甦らせるホームページの思い出あるあるをお届けしよう!!
対象年齢は、当時アナログテレビ並みのドデカいパソコンを持っていただろう22歳~40歳。ノスタルジーを感じるか、それとも黒歴史の恥ずかしさを呼び起こすか・・・それはあなた次第!
1.ホームページはメモ帳で作る
ホームページビルダーを使うのは甘えだ!(本当はめちゃくちゃ欲しいけどお金がない)
2.FC2とジオシティーズで迷う
FC2は下に一行でてくる広告で、ジオシティーズは画面上に四角い縦型広告が出ていた。慣れてきたら忍者ツールズかロリポップへいく。
3.アクセスカウンター
キリのいい番号を踏んだ人には「キリ番」と称して何かプレゼントをしたりする。たまに変化球をつけて「おいで…✝闇の宴に迷い込んだ○○○人目の子羊✝よ…」とかいていたページがあった。
4.フレームを付けて見やすいホームページ作り
参考は俳優・阿部 寛さんの公式ホームページ。なお、現在使われているHTML5ではフレームタグは推奨されていない模様・・・。
5.主張する文字
ホームページには乱暴なセンスが炸裂。
6.■■■■■■■■■■■■■
これがわかる人はムフフなサイトを見てた人。ハズレだとYahoo!のトップに飛ばされるが、意地悪なサイトはYahoo!キッズに飛ばされる。
7.ダイアルアップ接続
HTMLファイルを作ってアップロードしようとするも、お母さんが長電話してて「接続できね~~!」となる。なお、フレッツのADSLも2023年に終了予定とのこと。
8.黄金のテレホタイム
昼間に使えば莫大な接続料を請求されるが、夜23時から朝8時までなら定額でネット接続できたテレホーダイ。ただし、回線が混み過ぎて、掲示板に書き込むのにも10分かかった。
9.ブラウザクラッシャー
通称ブラクラ。特殊なスクリプトが組み込まれたサイトにアクセスすることで、ブラウザやOSに異常な動作を起こさせるもの。アクセスしてはいけないホームページの一つである。
10.死の瞬間
今もなお受け継がれる、マジでパソコンが壊れる5秒前。画像はWindows2000のものだ。せっかく作ったファイルが消えていく・・・。
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最後の2つは一部の人にとって超ハードなネタだったかもしれない。荒削りな世界だっただけに、ワクワクドキドキすることが多かっただろう。
その中でジオシティーズなどの無料ホームページ作成サイトは、広大なネットの荒野に自分の家を建てるような素晴らしい体験をさせてくれた。筆者のような日陰者にとって、SNSが生まれる前の”自分を発信し表現する場所”の原点だった。その歴史が幕を閉じようとしている。
ありがとう!ジオシティーズ!!
参照元:Youtube [1]、[2]、Wikipedia、阿部 寛のホームページ