髪を染めたところ顔が腫れあがる
美容室では高額になってしまうヘアカラーも、薬局などでカラー剤を買えば、自宅で気軽に髪色を変えることができる。若い方のオシャレから、中高年の方々の白髪染めまで・・・多くの人がお世話になっていることだろう。
こうしたカラー剤のパッケージの裏には、「48時間前に毎回必ずパッチテストを行ってください」と書いてある。
今回、このパッチテストを怠ったスウェーデンの男性が・・・大変な目にあってしまったようだ。
イケメンが台無しになる酷い腫れようである。やってしまったのは、スウェーデンに住むとある学生さん。
彼が髪を染めようとしたところ、なんとアレルギー反応を起こして頭皮と額が大きく腫れてしまったのである。
同級生の女性がウェブ上にアップすると瞬く間に拡散。アメリカの掲示板Redditにも転載されるなどして世界中に知れ渡ってしまい、「なんてこった(泣)」「アニメに出てくる悪役かな?」と爆笑するコメントが寄せられていた。
一方で、「面白い見た目かも知れないけど、かなり深刻な問題だよ。」と、同じような経験をした人々からは心配するコメントもきていた。
パッチテストの重要性
こうした腫れやかぶれは、日本に出回っているカラー剤でも大いに起きる可能性がある。
日本ヘアカラー工業会によると、ヘアカラーをやったことによって、頭皮や生え際、目蓋、額などに痒みや腫れが生じることがあるとのこと。この炎症は”刺激性接触皮膚炎”と”アレルギー性接触皮膚炎”の2種類に分類される。
1つ目の刺激性接触皮膚炎は、皮膚の表面が直接損傷することで起こる炎症。
2つ目のアレルギー性接触皮膚炎は、カラー剤に含まれる特定の物質に免疫が過剰に反応するもので、染めた後6時間から症状が起こる。
最もひどいのは2日程たった48時間後。顔全体が腫れたり、カラ―剤が触れていないところまで痛みを覚えることがあるという。こうした症状を放置すると、重いアレルギー反応を引き起こすかもしれない。
これを防ぐためには、髪を染める48時間前に目立たないところでパッチテストを行うこと。そして、もしヘアカラーで痛みを感じたら、すぐに洗い流して病院へ行ってほしい。