この広告が物議を醸した理由
オーストラリアのブリスベン空港近くにある30階建てのラグジャリーホテル「ソフィテル・ブリスベン」。
そんなホテルの広告が物議を醸しているという。
その広告は、お洒落な朝食を前に、白を貴重としたベッドでカップルがゆったりと、くつろいでいる素敵なものにみえるだろう。
しかし、豪ジャーナリストのエリザベス・レッドマンさんは自身のツイッターでこうつぶやいたのである。
Hi @SofitelBrisbane, your breakfast looks delicious! Hey and just wanted to let you know I’m a woman and I also read the @FinancialReview every day pic.twitter.com/qOg5J2vkqz
— Elizabeth Redman (@elizabethredman) 2018年10月7日
素敵な朝食ね。ただ、私は女だけど毎日金融経済新聞を読んでいるわよ!
男性は金融経済新聞、女性はファッション誌
カップルの手元をみていただければ、男性は金融経済新聞を、女性はファッション誌を持っているのがおわかりいただけるだろう。
これが多くの女性の反感を買ったのである。
Ugh. @SofitelBrisbane this ad is seriously misguided. Believe it or not, we’re capable of a whole lot more than just looking at pretty pictures. I know what I’d prefer to read. https://t.co/Q2dHWFQs8u
— Liv Caisley (@livcaisley) 2018年10月7日
「明らかな女性蔑視だわ」「信じられない広告ね」「女性は綺麗な写真ばかりみてるわけじゃないわ」「男は金融経済新聞、女はファッション誌、わかりやすい偏見ね」と多くの抗議の声が寄せられたのだ。
これを受け、ホテルの広報担当はステレオタイプにとらわれた男女のイメージを作り上げてしまったことを謝罪し、広告を廃止する決断にいたったという。
一見、誰も気付かないような些細なことだったのかもしれないが、報道に関わるジャーナリストや経済に興味のある女性たちにとってはスルーできない広告だったようだ。