誰が払ったのか気になる・・・
先日ネット上に、ついついスパムと間違えてしまいそうな奇妙なサイトが現れた。その名も、「WHO PAID 99¢?(誰が99セント払った?)」。
このサイトで出来ることはとにかくシンプル。約100円払えば誰が約100円払ったか見られる。それだけである。
とにかくシンプルなアイデアであるが、なぜかこのボタンの先に、何が待っているのかとんでもなく気になってしまう・・・・。「100円ならいいかな」とおみくじ感覚で引きたくなってしまうのは筆者だけではないだろう。
誰かがカード番号をだまし取ろうとして設置したのか?それともただ純粋に社会実験として設置したのか?・・・様々な疑問が浮かぶ。
実はこのサイトを作ったのは、アメリカ・ニューヨークを拠点とする「Thinko」というウェブサイト制作スタジオ。
ミュージックビデオやアプリなどのデジタルコンテンツを製作しているグループで、今回の「WHO PAID 99¢?」も、サクッと人を笑わせるために作られたウェブコンテンツである。
このコンテンツに見事釣られた人がすでに40人以上いたとのこと。そして、その見に来た人も名を刻まれてしまうのである。まさにミイラ取りがミイラになってる状態である。
このサイトを作った”Thinko”の担当者に、米メディア”Business insider”が取材をしたところ、制作の意図をこのように話していた。
私たちはパソコンでおもしろコンテンツを作るのが好きなんです。コンピューターは永遠に退屈なものにはなりませんよ。
なんでかというと、私たちThinkoのメンバーはなんでも爆笑しながら作っていますから。
あくまでもジョークサイトとして作っていたようだ。とはいえ、発想の転換一つで消費者心理をビンビンに刺激するものになっていた。
情報が簡単に、速く手に入る現在。その風潮に逆行するサイトの登場に、ネット民は困惑するだろう。
サイトは下のリンクからアクセスできるので、気になった人は見に行ってみてもいいかもしれない。