独裁者ヒトラーの仮装をした少年
10月31日のハロウィンを前に、ある少年の仮装が物議を醸している。
米ネバダ州にある地域コミュニティーで、ハロウィンイベントが開催されたときのことだ。少年はドイツの独裁者、アドルフ・ヒトラーを彷彿させるような恰好でイベントにあらわれたのである。
A lot of people are talking about a boy's #Hitler costume at a Halloween event this weekend in Boulder City. Tell us what you think >> https://t.co/vQ8o5eU4mf pic.twitter.com/vxxNTrx5rw
— KTNV Action News (@KTNV) 2018年10月15日
この様子をFacebookに投稿したのは、こともあろうか中学校で教師として働く少年の母親ジャネットさん。
当然のことながら、ネット上で「息子にこんな仮装をさせる人が教師をやっていていいのか?」「この母親こそもう一度教育を受けるべきだ」「どうしてこの仮装がオッケーだと思ったんだ?」などと叩かれることとなったのだ。
家にあるものを着たらこうなっただけ!
Teacher's son wears a Hitler costume to a community Halloween event: 'He needed a last-minute costume' https://t.co/MAIzrC6CE0 pic.twitter.com/GmZzT930EL
— Yahoo News (@YahooNews) 2018年10月17日
この非難の声に対し、ジャネットさんはこう答えた。
準備する時間がなくて家にあるものを着たらこうなっただけ。息子はこの仮装を一人でやったんだから私は彼を誇りに思うわ。ヒトラーを崇拝しているわけでも肯定しているわけでもない。こんなことを気にする人は家から出ないほうがいいんじゃないかしら?
ジャネットさんの同僚も、彼女たちがナチスではないことは誰もがわかっていることであり、魔女や吸血鬼に扮する仮装は許されるのに、今回の少年の仮装が非難される理由は見当たらないと、ジャネットさん親子を擁護している。
家にあったもの、というにはさすがに無理があるかもしれない今回の仮装。付け髭もしていたことから、やはりヒトラーに扮していたのではないかという声が上がるのも仕方ないだろう。
校区の広報担当者は一連の出来事を把握しつつも、現在までにジャネットさんに対する処分は下されていないという。