血を飲むために・・・
映画「トワイライト」など、少女が一度は触れるだろう吸血鬼の物語。それに影響されたのか、アメリカに住む2人の少女が凶行に走ろうとしていたようだ・・・。
10月24日、米フロリダ州バートウで、11歳と12歳の2人の女子中学生が、殺人を計画した疑いで逮捕された。
警察の発表によると、少女らは逮捕された当時、学内のトイレにナイフ数本を持ちこみ、同じ学校に通う少女を殺そうと話していたという。
逮捕される前日の10月23日、容疑者の少女の一人が「悪い事が起きるから」という理由で、他の生徒に対し、特定の時間帯・場所を避けるように呼びかけていたという。
その少女は教師にも同様の警告をしたため、教師が校長に報告したという。その直後、もう一人の容疑者である少女が授業中に行方不明になり、学内で捜索が行われた結果、トイレで少女らが発見されたのである。
2人はナイフ数本と青いグラスを持っており、殺害のためにトイレでターゲットを待ち伏せしていたとみられている。
警察の調べによると、2人は数日前から犯行計画を立てており、出来るだけたくさんの生徒を殺そうと企んでいた。また彼女たちは、確実に殺害できるような低学年に絞っていたと供述していたという。
更に、彼女たちは犯行後、悪魔の崇拝者として血を飲み、学校のエントランスに被害者の体の一部を置いて、自殺を考えていたことも明らかに。ネットの検索履歴には、「ナイフで人を殺す方法」や「効率よく血を出すための刺し方」などを調べた痕跡があったという。
では、2人の犯行動機は何だったのだろうか?警察の報告によると、彼女たちは「たくさんの生徒を殺すことで地獄に落ちれば、悪魔になれるかもしれないから」と話していたとのこと。
幸いにも犯行に至る前に拘束したため、被害者は出なかった。地元の教育委員会の会長であるジャクリーン・バード氏は、凶行を未然に防いだことに関して感謝の意を示していた。