手術後に聞いたのはママの泣き声
昨年、米テキサス州アマリロ市に住むエスラー夫妻の間に生まれた第三子アイラちゃん。しかし夫妻は、アイラちゃんの聴覚に何らかの異変を感じたという。
病院で聴覚テストを受けるも何の反応も示さないアイラちゃんに対し、医師は深刻な難聴であると診断した。
この先ずっと聞くことも話すこともできないかもしれない娘の将来を悲観した夫妻は、自宅から約5時間離れた「クック・チルドレンズ・ホスピタル」で人工内耳を埋め込む手術をすることに。
そして、術後に同院が公開した動画がこちらだ。
はじめて聞く音に体を揺らしノリノリのアイラちゃん。しっかり音が聞こえている証拠である。
そして次にアイラちゃんが耳にしたのは、嬉しさのあまり号泣する母親アナさんの泣き声だった。
難聴を疑ったら早急に病院へ
これまでに同様の手術経験があった同院の聴覚医リサ・クリステンセンスさんはこう話す。
子供の耳の異変に気付いたら、できるだけ早く医師に診てもらってください。治療が早ければ早いほど、言語能力やスピーチ能力で他の子どもたちに遅れをとりません。
まだ1歳のアイラちゃんだが、この1年間『音』のインプットは皆無であったため、今後は聴覚的言語療法を開始するという。少しの間は同年代の子どもたちのようにはいかなかも知れないが、すぐに追いつくであろうと医師たちは自信をもって答えているようだ。
これは今年6月の出来事だが、数日前にこの動画がRedditで公開されたことでまた新たな感動をよんでいる。そして難聴の子を持つ親からも同様に、「難聴を疑ったら早急に医師に診てもらうべき」だというコメントが多く寄せられているという。