排泄物の中から奇跡的に救出
排泄物にまみれながら奇跡の生還を果たしたと話題になっている赤ちゃんがいる。
先月末、中米グアテマラ南部に位置する小さな町で、48歳の女性が汲み取り式のトイレで用を足そうとしたところ、深さ4mもある穴の底から赤ちゃんの泣き声が聞こえたという。
すぐさま地元警察に通報したところ、駆け付けた警察官によって赤ちゃんは無事救出されたのである。
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Agentes de la Comisaría de Jutiapa, rescataron a una bebé recién nacida que se encontraba dentro de una fosa séptica en una vivienda localizada en la aldea Río de la Virgen. Vía: @PNCdeGuatemala pic.twitter.com/Dgawbrv5Ru— Publinews Guatemala (@PublinewsGT) 2018年10月30日
生後20日前後だとみられるその女児は、すぐさま病院に搬送された。
母親を責めるよりまずは喜ぶべき
人間の排泄物がたまった深いトイレに投げ捨てられ、様々な感染症にかかるリスクも避けられないが、一命をとりとめたことは奇跡といえるだろう。
小さな命を守るために、身を挺して汚物まみれのトイレの中に飛び込んだ警察官にも、地元の人はもとより世界中から感謝の言葉が寄せられている。
警察は赤ちゃんを捨てたとみられる母親を捜査しているというが、現在までに有力な情報は得られていないという。
当然ながら「無責任な母親だ」「我が子をこんな目にあわせるなんてひどい」と乳児を遺棄した母親に非難の声が集まっているが、村のソーシャルワーカーの女性はこう話している。
母親にもなんらかの理由があったのでしょう、罰することはできません。それよりも赤ちゃんの命が助かったことを喜んであげましょう。