4人の女性に「結婚しよう」と言っていた偽警官男
血気盛んな若い男性の中には、とにかくモテたくてモテたくてしゃーないという人が少なくない。そんな行き場のないエネルギーが、時に犯罪に向かわせてしまうこともあるようだ。
今回、インドネシアの南スマトラに住む、アリ・セプティアン・プラタマ(21)を凶行へと向かわせたのも、そんなエネルギーだったのかもしれない。
このプラタマは今年、警察官の服や装備を違法な手段で手に入れ、およそ1ヶ月にわたって警官のふりをし続けていたのである。なぜなら、とにかくモテたかったから。
身に着けているバッヂや銃は偽物で、いずれもオモチャそのものだったが、「俺は南スラウェシ地方警察局の法医学者の息子なんだ!」と堂々と触れ回っていたという。
信じがたい話ではあるが、なんとこのウソに引っ掛かる女子が続出。
公務員や看護師、医者、はたまた婦警さんなどなど・・・少なくとも10人の女性とデートを繰り返していたのだ。
更に、高級車をレンタルして金持ちアピールをするなど、周到な作戦で女性を引っかけ続け、そのうち4人に対し結婚をちらつかせていた模様。
そんな中、ある21歳の女性が不審に思い、本当にプラタマが警察で働いているかどうかを確認した。ところが、実際にはプラタマ自身が警察官ですらないことが明らかになり、彼は本物の警察に尋問されたすえに怪我をしてしまった。
こうして月曜日、プラタマは病院で治療を受けている真っ最中に本物の警察に捕まり、警察官と詐称した罪で罰金が課せられたという。
プラタマは逮捕後、「彼女たちとデートをして、結婚することを約束していました。正直、彼女たちと寝たことはあるけど、金を強要したことはない。何人かとは結婚届を出した」と明かしていたという。清々しいほどのクズっぷりである。
ここまでのモテっぷりから、インドネシアでどれだけ警察官が人気かが、うかがえる。そして、どれだけ多くの女性が男性の肩書きを気にしているかも良く伝わってくる事件であった・・・。
本当にモテたいのなら、タイのケイブマンの方がよっぽど参考になるはず。彼とは違って、ホームレスなのに女子から激モテなのだから・・・。