今や、小学生のなりたい職業にも選ばれるユーチューバー。人気に火が付くと広告収入などが得られることから、とにかく視聴数を稼ぎたいというのが根底にある。
しかし、その視聴数を稼ぎ出すために、手段を問わない悪質ユーチューバーもいるのである。
短期間で驚異的な視聴数を稼ぐ動画
今回問題になっているのは、susufamilyやSingleMomといったチャンネルである。現在ポリシー違反で削除されてしまっているが、共通していることは主婦の日常を投稿しているということだ。
例えば、12月7日に投稿された動画のタイトルは『洗濯物を手で洗う美人ママ』だが、わずか2日間で約270万回も再生されている。
そして、12月11日にはCreativeDailyShareという他のチャンネルで全く同じタイトルで別の女性が同様のことをする動画が投稿されている。
なぜ洗濯物を洗うだけの動画が?と多くの方は思うだろう。
アダルトコンテンツを含ませる手法
登録者数53万人を超えるこのチャンネルはまだ視聴可能なようなので、同じく主婦の日常を撮影した『夕方キッチン掃除をする美人ママ』の一部をご覧いただこう。(12月19日現在、こちらの動画も削除されています)
うわ、あざとい…。
動画の内容は若い母親が幼い娘の世話をしながらキッチンを片づけているというものだ。
ミニスカートを履いてしゃがみこむと、手前においたボトルで大事な部分は見えないようになっている。ボトルを横にのけたあとも、自分の太ももの上に座らせた子供の足で上手く隠れているのだ。
さんざんじらした挙句、その後は何度もパンティーを解禁させるという手段のようだが、他のどの動画でもまったく同じ手法が取られているのである。
この動画は12月6日に投稿されたものだが、投稿から約10日で再生回数はなんと3720万回という驚異の数字をみせている。
子供を大人の商売道具にするな!
今回指摘されたいくつかのチャンネルは冒頭で述べた通り大半が削除されているようだが、今なお複数のチャンネルには同様の動画が残ったままである。
これらの動画に共通することは、動画最初に警告文が出ること、アジア系の女性がわざとパンティーを視聴者にみせること、そして子供が小道具として動画に使われているということだ。
これらのコンテンツをポリシー違反と捉えるかどうかはYouTube次第だが、フェティシズムのある視聴者のための動画に子供をダシにすることがあってはならないと、批判の声が多く上がっている。
このようなチャンネルは他にも多く存在し、母乳を飲ませる動画だけを投稿するチャンネルもある。その数は無限で、まだYouTube側が発見できていないガイドラインに反した動画の削除を求める声が強まっている。
参照元:YouTube