勝手に盛り上がって妊婦さんブチギレ!
出産は素晴らしい瞬間である。みな、祝福を贈るだろう。
しかし、妊婦さんの許可をとらずに、度を超したお祝いをするのは、いかがなものだろうか。
2018年から、2019年になろうとする大晦日の夜。グアテマラ首都にある病院にて、1人の妊婦さんが出産を迎えていた。
一年の始まりと同時に赤ちゃんが誕生するなんて、なんともおめでたい話である。
しかし、問題となったのはその時のスタッフの行動。なんと妊婦さんに許可をとらずに、勝手に分娩室内でパーティを始めたのだ!
動画内ではカウントダウンが行われ、大きな声が響き渡る。真ん中で苦しんでいる母親をよそに、スタッフは浮かれた帽子をかぶり、歌ったり踊ったりしているではないか。
そして0になった瞬間、赤ちゃんが取り上げられると、母親そっちのけで大歓声があがる。
一見楽しげな瞬間にみえるが、地元紙によると、このパーティは無許可で行われており、母親は強い不快感を示していたという。
この動画を病院スタッフがフェイスブックにアップすると、瞬く間に拡散。「母親に対する侮辱」「産婦人科による性的虐待だ」といった批判のコメントが多く寄せられ、すぐさま動画は削除されることとなった。
一方で、「グアテマラには1月1日に出産すると、一年分のオムツとミルクがプレゼントされる制度がある。」というコメントも散見された。他の病院では、メディアの取材や、家のプレゼントもあるのだとか。
そのため、お金がない母親のなかには、この瞬間を狙って出産する人も少なくないそう。
おそらく病院のスタッフたちは、良かれと思ってサプライズパーティを行ったのかもしれない。
赤ちゃんが無事に生まれたのは嬉しいだろうが、その瞬間を勝手におもちゃにするのはいかがなものか・・・。
参照元:20 minutos、twitter