銃を向けられた時の振る舞いを知る子供の姿
小さい子供は、銃を向けられた時の対処など、親がしっかり子供を守っていれば、知る必要すらないはず。
しかし、今回捉えられた小さな子供は、両手をあげて警察のところへ歩いて行ったのである。
逮捕されたあとも一緒に暮らせると思っているのだろう。その切ない姿に、思わず心が揺らいでしまうに違いない。
1月17日、米フロリダ州タラハシーにて、とある夫婦が万引きの疑いで逮捕された。この映像は、近くにいた目撃者が捉えたものである。
犯人は車で逃げようとしていたが途中で止められ、警官に銃を向けられながら車外に出る。
しかし、そこについてきたのは、まだ小学生にもなってないだろう小さな女の子。足も届かず、一人で車に降りるのも危険な小ささだ。
父親と同じように両手をあげて車を出てくると、周りで起きていることを理解できていないのか父親の足にくっつく。
その後の別の映像では、警官が「おいで、大丈夫だよ!手を降ろしていいよ。」というと、母親に近づくのを許していた。
英誌”Mail Online”の取材において、現場にいたマイケル・デレオ巡査はこのように当時のことを話していた。
「ボディカメラの映像には、警官たちが子供を心配して、同情から母親に子供を抱っこさせるのを許可する様子が写っています。
容疑者である母親は、車にいる2歳の娘を連れ出してもいいかも訊いてきました。
子供に気付いたときの警官たちの対応、そして一家に対して心配し同情する姿に誇りを感じました。」
一家がなぜ万引きをしたかについては詳しくはわかっていない。しかし、愛する子供がいながら犯罪を起こすなんて、なんて子不孝な親なのだろうか。