唇がとんでもない大きさに!
近年、若者の間では整形はもはやエステ感覚というくらい軽いノリで行われているようだが、そこに伴うリスクは本当に理解されているのだろうか。
そんなプチ整形をしようとしたイギリス人女性が、自身の経験をもとに今注意喚起を促している。
その動画を早速ご覧いただこう。
Rachael Knappier’s lips tripled in size after she got fillers from a beautician at a botox party.
She’s now warning others about the dangers of getting cosmetic treatments from non-medical professionals.
Read about Rachael’s story in full: https://t.co/9JrKEKnTBi pic.twitter.com/QLzIXarLVq
— ITV News Central (@ITVCentral) 2018年12月6日
この女性の唇、フィラーを入れてもらったその数時間後に3倍の大きさに膨れ上がってしまったのだ!!!
こんなことになったのには、当然ながら理由があった。なんと免許のない友人が施術をしたというのだ。
ボトックス・パーティーって何!?
英レスターシャーに住むレイチェルさん(29)は、その日友人の家で開催されていた「ボトックス・パーティー」に参加していた。
自宅で友人同士で集まり、クリニックよりもリラックスした雰囲気で安価でプチ整形ができるこのパーティーは最近のトレンドにもなっているという。
この日も、美容に携わる友人に額にボトックスを注入をしてもらい、そのあと、唇にもフィラーを注入してもらったという。
しかし、帰宅して眠りについたレイチェルさんだったが、唇が鼻に当たっている妙な違和感で目覚めたという。それもそのはず、レイチェルさんの唇はとんでもないサイズに腫れ上がっていたのだ。
免許を持った人のみが施術できるように
すぐさま施術した友人にフェイスタイムで連絡をとり、氷で冷やしたり抗ヒスタミン薬を飲むなど様々な処置を試みたが腫れはどんどんひどくなるばかり。痛みも伴い、結局救急病院へと走ることとなった。
その後、ロンドンにあるクリニックでフィラーを溶解し、72時間後にようやく唇は正常な大きさに戻ったという。
クリニックのナタリー・ボイド医師は、フィラーが動脈や静脈の中や周囲にも注入され、それが腫れの原因となる血管閉塞を引き起こしたのではないかと見解を述べている。
今回の出来事がトラウマとなったレイチェルさんは、審美的な医療行為は正式な免許を持つ医師や看護師、歯科医のみがおこなえるように求める請願を開始した。
イギリスのメイ首相も、医療業界はより強い規制がされるべき時期にきたと、レイチェルさんの訴えを支持しているという。
整形が身近になる現在、このようなニュースをたびたび耳にするようになってきた。厳しく法律で規制するのはもちろんであるが、まずは自分自身が細心の注意を払わなければならないのではないだろうか。