銀行員が爆速で数える!!
早食い、早撃ち、早解き・・・どの世界にも最速の座を争う人はいるもの。
そんな中で、紙幣計算機があるこの時代に、札束をどれだけ早く正確に数えるかを競い合っている人々がいるという。
こちらがそのコンテストの様子である。分厚い札束を、人間離れした手さばきで数えるその姿は・・・癖になっちゃう人もいるのではないだろうか。
このチャレンジは、中国に銀行員の間で広く行われており、指を一本だけ使う人、5本の指で数える人、はたまた折り曲げながら数える人など・・・その流儀も多岐にわたる。
どの映像も、お札がパラパラと鳴る音がとても気持ちいい。まさに欲望の音である。
もちろん、終業時に収支がピッタリ合ってないと帰れないのが金融業界。素早くお金を処理するだけではなく、正確性も問われてくるのだ。
今年2月にも、中国の放送局”CCTV”の「挑戦不可能」という番組に、中国の大手4銀行から選び抜かれた現金出納係が大集結。紙幣計算四天王である。
そして競技内容も変化球がついており、内容はなんと、「目隠しをしたまま30秒で紙幣を数えよ」というものだった。
そんな条件を与えられながらも、なんと中国銀行のベテラン銀行員が191枚、中国商工銀行代表が202枚を記録。す、すげぇぇええ〜〜ッッ!!
番組はこの二人の功績を称え、ギネス・ワールドレコードへの登録が決まったという。
この挑戦の面白い所は、それぞれ4人ともテクニックが異なること。通常は目で正確性をはかるものだが、チャンピオンに輝いた銀行員は「感触と音だけで数えられます」と語っていた。もはや人間離れしている・・・。
「紙幣計算機があるんだから全然意味ないじゃん」と突っ込みたくなる人もいるだろうが、それをいうのは無粋というもの。車がある現代で、「どれだけ早く走れるか競い合うなんて無駄!」というようなものである。
彼らの精神性はまさにアスリート。銀行のカウンターの向こうでは、今なお最速の座をかけた熱き戦いが繰り広げられているのである。