制服の着用が義務付けられている学校が多い日本でも、服装に関する校則は必ず設けられている。
それが、制服のない学校ではどうだろう。適切な服装であるのかどうか、線引きは難しい。
特に女子生徒の格好においては、スカート丈や肌の露出が男子生徒に悪影響を与えると厳しい校則が敷かれている学校も多く、昨年はアメリカでもブラコットが勃発するなど、女子生徒や保護者からも度々疑問視する声が上がっている。
5歳女児のワンピースが不適切だと指摘
そんななか、コチラの少女の服装が不適切だとされ、今また物議を醸している。
Minnesota kindergartener forced to change sundress due to dress code https://t.co/zOCQcrrIjr
— FOX 9 (@FOX9) April 19, 2019
4月中旬、米ミネソタ州にある幼稚園に通う女児(5)は、祖母に買ってもらったサマードレスの上にセーター、そしてジーンズを着用して登園したという。
しかし、帰宅した際にはピンク色のTシャツを着ていた。
母親のエミリーさんが尋ねると、その日は気温が高く、幼稚園でセーターを脱いだ少女だったが、サマードレスは校則違反だと保健室に行かされTシャツに着替えるように指示されたというのだ。
娘を持つ母親のコメント
学校のガイドブックには「スパゲッティーストラップ(細い肩紐)は禁止」と確かに記載されていた。
しかし、まだ幼い少女には、なぜ自分がTシャツに着替えさせられたのかわかるはずもなく、涙を浮かべていたという。
エミリーさんは今回の件に憤りを見せており、自身のFacebookにこう投稿している。
娘はお気に入りのドレスを着ていくことを楽しみにしていました。なぜ5歳の少女の肩の露出を性的に感じ、身体を隠すように言われなければならないのでしょう。自分の身体を愛して欲しいのに、隠しなさいと私には言えません。もしどうしても必要ならば、娘に強制的にそうさせるのではなく、まずは保護者と話すべきではないでしょうか。この校則は幼稚園児に本当に必要なのか疑問です。
エミリーさんと面会した学校長は、現在議定書の見直しをおこなっているという。今後、教育委員会などと話し合い、服装の校則に関するガイドブックの変更も検討されそうである。