トウモロコシ畑に巨大クレーターが
6月23日の早朝3時50分ごろ、ドイツ中西部の田舎町アールバッハに、地震のような大きな地響きが響き渡った。
翌朝に警察が震源とみられる場所へ調査員を派遣したところ、トウモロコシ畑のど真ん中に、およそ幅10メートルの巨大なクレーターが出現していたという。
生えていたトウモロコシは微塵もなく吹き飛ばされ、大穴が開いてしまっている。深さは4メートルほどとみられ、爆発の威力を物語っている。
調査によると、原因は第2次世界大戦時の不発弾とみられており、約249キロ(550ポンド)分が埋まっていたと推測されている。
なお、これによるけが人などは報告されていない。
市長のヨハネ・ローバッハ氏は、地元紙「the German news outlet Hessenschau」に対し、今回の出来事について驚かなかったと説明している。
「この街で運営されていた鉄道ターミナルは、第二次対戦中の爆撃の標的となっていました。農場に人がいなかったことは喜んでいいことでしょう。」
2016年に発表された統計によると、大戦中の1940年から45にかけ投下された135万発の爆弾のうち、およそ10%が爆発せず残っているとされている。
今なおこうした不発弾はドイツ国内で多く埋まっており、毎年約907キロ(2000ポンド)が発見されているという。
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