大好きなおじいちゃんに寄り添い続け・・・
9月4日、台湾の苗栗(びょうりつ)県にて、68歳の男性が運転していたスクーターが、誤って用水路に転落する事故が起こった。
発見されたのは4日の午前7時ごろ。
泣いている女の子の声を聞きつけた通行人が、用水路を覗き込むと、うつぶせの状態で倒れている男性を発見。その横には、怖がっており、あざだらけになった女の子が呆然と立っていたという。
男性はすでに死亡しており、通行人はすぐに警察に通報。亡くなった男性と女の子は、4日早朝から家族が探し回っていた、地元に住む68歳の男性と4歳の孫娘だったという。
警察によると、前日の3日午後9時ごろ、女の子の歯が痛み出したことから、男性がスクーターで病院に連れていったという。しかし、家から1キロほどにある用水路に誤って転落。
落差は1メートルほどあり、その下には水深30センチほどの水が流れていた。ここから、男性は落ちた時の衝撃で意識を失い、そのまま溺死したと見られている。孫娘は「おじいちゃん」と声をかけたそうだが、もう二度と起きることはなかった。
幸いにも女の子は、打撲や擦り傷があったこと以外、命に別状はなかった。しかし、這い上がることもできず立ち尽くすことしかできなかったのである。
こうして一晩祖父の遺体に寄り添い続け、翌朝に発見された。その間の女の子の心境は、想像を絶するものだっただろう。
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