不機嫌な人間の顔をした子牛
9月5日、アルゼンチンのサンタフェ州にある牧草地で、地元住民が一頭の子牛を発見した。だが、その衝撃的な子牛の姿が、今世界中で物議を醸している。
Extraña mutación de un ternero encontrado en un campo de Villa Ana. Rostro casi humano. El resto de su cuerpo no cambió pic.twitter.com/YcHhiT7VUI
— Victor Hugo Prandina (@vprandina) 2019年9月6日
一見、何の動物かわからない。生後まもない子牛なのだが、私たちが想像する「牛」の姿とは大きくかけ離れている。
変形した頭蓋骨を持った子牛は顔全体を白い被毛で覆われており、目はサイドではなく正面に、そして鼻はほぼないに等しい。その鼻の下に一文字に結んだ口があり、その姿から海外メディアでは『不機嫌な人間の顔をした子牛』と報じられている。
人為的作用が引き起こした突然変異か!?
動画でもすでにグッタリしている様子が映し出されているが、残念ながら2時間後にこの子牛は息を引き取ったという。
遺伝子学の専門家であるニコラス・マニャーゴ氏によると、生物の遺伝情報(DNAあるいは染色体)に変化をひき起こす作用を有する変異原性のものであったり、肉体的、科学的または生物学的作用の自然要因が原因でこのような突然変異が起こるという。そして、遺伝子の配列を変えたことにより、今回のような奇形の動物の誕生につながると推測されるようだ。
このように奇形で誕生した動物は、生後まもなく亡くなることが多い。この動画を見た人たちからは、放射線や品種改良などによる人為的作用が引き起こした突然変異ではないかという声が多く上がっており、物議を醸している。
またしても人間のせいで動物が犠牲になったのであれば、この問題と早急に向き合うべきではないだろうか。現在までに死因は明らかにされていないものの、今後さらなる調査がおこなわれることを願いたい。
参照元:Twitter、sputniknews