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突如、頭部に生えてきた角

今月、インドで農家を営むシャム・ラル・ヤダヴさん（74）がある手術を受け、世界中のメディアで報じられている。

それは、今から約5年前に突如頭から生えてきた角の切除手術である。

Four-inch 'devil horn' removed from man's head https://t.co/VI0FSIJG4L pic.twitter.com/6J6BoXNzy0

— New York Post (@nypost) 2019年9月18日

シャムさんによると、2014年に何かに頭をぶつけ、それをきっかけに頭から木の切り株のような角が生えてきたのだという。

その奇妙な姿から、「ユニコーンか悪魔か！？」などと地元では囁かれていた。

手術は無事成功

はじめは何かしこりのようなものを感じた程度で特に気にならなかったため、放置していたというシャムさん。そして、少しづつ伸びてくる角を、なんと行きつけの理髪店でカットしてもらっていたという。

だが、角が生え始めて約5年。しこりが硬化し、徐々に成長した角は長さ10センチを超えるものになった。

そして、理髪店では手に負えなくなったため、ついにバギョーデイ・ティルス病院を受診。このたび除去手術を受ける運びとなり、手術は無事成功に終わった。

原因不明の皮角

執刀医によると、これは皮角（ひかく）と呼ばれ、この角は指の爪に含まれるのと同じケラチンで構成されているため、通常滅菌カミソリなどで取り除くことができるという。だが、根治のために、今回手術に踏み切ったようだ。

手術の他に放射線治療や化学療法などもあるが、シャムさんの場合は角を切除し、その箇所に皮膚移植を施した。

「悪魔の角」は、顔、耳、手、つま先、そしてまれに男性器に現れることがあるという。角が生える原因は不明だが、通常太陽にさらされた身体の部分に症状が現れるため、研究者は放射線と日光がこの状態を引き起こす可能性があると考えている。

多くの場合は良性の腫瘍だが、悪性の可能性も否定はできないという。体に異変があれば自己解決しようとせずに、すぐに専門医に診てもらうべきだろう。

参照元：Twitter、NewYorkPost