自然界にいる動物の中には自分の体から電気を発するものもいるが、その中でもデンキウナギは群を抜いて強力な電気を放つということをご存知だろうか?
その電圧はなんと日本の家庭用コンセントの6倍~8倍(600Vから800V)にも上るというから驚きだ!
この強力な電気は攻撃にも防御にも使われるが、あまりにも強すぎて天敵がおらず、デンキウナギは食物連鎖の頂点である「頂点捕食者」に分類されているくらいだ!
今日は、そのデンキウナギの驚異的な能力にフォーカスしてみよう!
心臓の弱い人は少~しだけ閲覧注意だ!
人間がデンキウナギに感電させられたらこうなる!
マックス家庭用コンセントの8倍程度の強さと言われているデンキウナギの電気だが、人間が食らうとどうなるのだろうか?
それがよくわかる動画がこれだ!
ええ~~!!デンキウナギを踏んづけてしまったのだろうか?人間が一撃で硬直して倒れている様子がわかる、、
場合によっては人間でも死ぬ可能性があるようなので、生息域の川では注意が必要だ!
ワニに噛み付かれた瞬間にマックス放電!!ワニはどうなる!?
肉食の王者ワニとなるとどうだろう?さすがのデンキウナギでも厳しいか、、、?
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めちゃくちゃ強い!!
デンキウナギを釣ってしまった男性が針をはずすことを躊躇していると、そこにやってきたワニがデンキウナギに噛み付いたようだ!
デンキウナギは全力で放電し、ワニに反撃を食らわしたが、ワニの方が致命的なダメージを食らってしまい、このワニは感電死してしまったようだ、、
馬をも感電死させる自然界最強の一撃!
実は200年ほど前、生物学者のアレクサンダー・フォン・フンボルトは、
デンキウナギが水中から飛び出して馬を感電死させた
という記録を残している。
しかし、その後似たような事例が報告されなかったため、フンボルトのデンキウナギに関する多くの記録は疑問視されていた。
しかしアメリカテネシー州のバンダービルト大学が行った実験(参考:デンキウナギの攻撃で馬が感電死、米大学が200年前の記録を実証)で、デンキウナギは水中から飛び出して攻撃した時が最も攻撃力が高まるということが証明された!
水中で放電したとしても、電気が水中に分散されるため攻撃力は落ちてしまい、敵を気絶させる程度にしかならない。
しかし、水中から飛び出して敵に接触して直接攻撃すれば、触れた部分から直接電流を流す事ができるので、敵へのダメージは大きくなるというのだ!
そして、その攻撃方法をデンキウナギは巧みに使うことが今回の実験でわかったようだ!
これによってフンボルトの「デンキウナギは馬を感電死させる」という記録に信憑性が出てきたというのだ!
馬をも感電死させるほどの強烈な攻撃力を持っているとなれば、仮に出くわしてしまったとしてもデンキウナギとタイマンを張るのは得策ではない!
もしデンキウナギが水面から飛び出して攻撃を仕掛けてきたら、逆に水の中にもぐって電気を分散させる防御体勢に入るのがいいだろう!
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いや!それよりも即座に逃げたほうがいい!
発電力に一点張りしたような思い切った体の構造!
しかし、なぜデンキウナギはここまで強力な放電ができるのだろうか?
その秘密はデンキウナギの体の構造にある。
実はデンキウナギは体は長いが、肛門は顔の下あたりについていて、それより後ろ、尻尾までのすべてが発電器官というものすごく思い切った体の構造になっている!
これは、なんと体全体の約80%が発電するための器官ということを意味する!
発電力に特化した生物、デンキウナギ、、何かデンキウナギに対してある種のかっこよさを感じるのは筆者だけだろうか?
ということで今回はデンキウナギの驚異的な能力について書いてみたがいかがだっただろうか?
実はデンキウナギがクリスマスツリーのイルミネーションを点灯させるという香ばしいネタもあったのだが、今回の趣旨とは違うので割愛させてもらった。
今後も驚くべき動物を発見したら記事にするので楽しみにしておいてほしい!