車椅子少女の願いを叶えた先生
子供なら、誰もが楽しみにするであろう遠足。だが、米ケンタッキー州に住む4年生の少女ライアンちゃんは複雑な思いを抱いていた。
なぜなら、今回予定されていた目的地はフォールズ・オブ・ザ・オハイオ州立公園。脚が悪く車椅子が欠かせないライアンちゃんにとって、足場の悪い場所を長時間歩くことは難しく、遠足は欠席せざるをえなかったからだ。
ライアンちゃんの母親は娘を不憫に思いながらも半ば諦めていたが、ライアンちゃんの「みんなと一緒に遠足に行きたい」という願いを聞き、立ち上がってくれた人物がいたという。
担任のジム・フリーマン先生である。
クラスのみんなと一緒に参加できるよう、ジム先生はライアンちゃんを背負って遠足に連れて行ったのだ。
娘のために動いてくれた先生や学校
母親はFacebookページにこう投稿している。
先生は「1日中ライアンを連れて回れて幸せでしたよ」とおっしゃってくれました。それを聞いてライアンはとても嬉しそうでした。そして、私の付き添いなしで参加できたことも嬉しかったようです。ライアンが一人取り残されたと感じないように配慮してくれる先生方や学校には感謝の気持ちでいっぱいです。こんな美しい出来事はみなさんと共有し、世界中の人々が刺激を受けるべきだと思います。
ライアンちゃんは生まれつき脊柱の閉鎖に欠陥が生じる二分脊椎を患っており、他の生徒たちと同じことをするのは難しい。多くのことを我慢し、諦めなければいけない場面も多々あるというが、それでも今回のように周囲の人の協力によって一緒にできることも増えるだろう。
クラスのみんなと一緒に行ったこの遠足は、ライアンちゃんにとってきっと忘れられないものになるはずだ。
参照元:Facebook