児童が通報「運転手が酔っ払ってる」
子供たちを安全に送迎するはずのスクールバスだが、とんでもない運転手がいたことが明らかになった。
先月、米ワシントン州ロングビューで児童たちを乗せたスクールバスを運転していたのは、この学区を担当するキャサリン・マカロン(48)。だが、このバスに乗っていた10歳の男児が、降車後にこのような緊急通報をしたという。
運転手のキャサリンが酔っ払ってる!赤信号を3回も無視したし歩道にも乗り上げたんだ。
児童からの通報でバスを探し出したものの、警察官が駆けつけた時にはすでにキャサリンは2ルート分の送迎を終えており、その生徒数は90人だと報告されている。こんな運転手の運転するバスに乗っていた児童たちの恐怖は計り知れない。
飲酒運転と過失傷害で逮捕
その後の検査で基準値を大幅に上回る血中アルコール濃度が検出され、キャサリンは飲酒運転と過失傷害で逮捕された。
バスに設置されたカメラを確認すると、スピードを加速しながら「私はクレイジーさ!」「私の結婚は最悪だよ!」などと叫びまくっているのがわかる。明らかに正気ではない運転手が、大勢の児童を乗せて運転していたかと思うと恐ろしい。事件発覚後、キャサリンは有給休暇扱いになっていたが、9月27日付で辞職したという。
教育委員会は、児童の安全を守ることを第一に再度安全手順を見直すと述べているが、保護者や生徒の信用を取り戻すのはそう簡単なことではないだろう。今回、誰一人として怪我人が出なかったことだけが不幸中の幸いである。