1ヶ月ぶりに救出されたワンコ
9月1日、史上最強クラスのハリケーン「ドリアン」がカリブ海の島国バハマを直撃した。あれから1ヶ月後の今月4日、がれきの中に埋もれていたワンコが奇跡的に救出されたのである。
現地で犬の捜索保護活動を行なっている団体「ビッグ・ドッグ・ランチ・レスキュー」のドローンを使った捜索により発見されたこのワンコ。
その奇跡的ともいえる1ヶ月ぶりの救出劇に「ミラクル」と命名された。
相次ぐ自然災害で置き去りになる動物たち
1歳のミラクルは吹き飛ばされた家屋や物に挟まれて身動きが取れない状態だったため、雨水を飲んで飢えをしのいでいたようだ。
救助隊員たちがミラクルをがれきから救出する際に、逃げ出さないようにリーシュをつけたがミラクルにそんな元気はなかった。動画を見ても痩せ細り、骨が浮き出ているのがわかるだろう。走ることは愚か、歩行も困難な状態に陥っていたという。
現在、治療を受け回復を目指しているミラクルだが、もし飼い主が名乗り出なかった場合は里親を募集するようだ。
甚大な被害が残るバハマでは、今なお数百人もの行方不明者の捜索が続いている。また、多くの住民が避難したため、動物たちは置き去りとなり行き場を失くしているという。
同団体はこれまでに139匹の犬を保護しているが、今後もその数は増えそうである。
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