独身を意味する数字の「1」が並ぶことから、中国では11月11日を『独身の日』と呼んでいる。今年の独身の日もアリババグループが開催したセールは反響を呼び、1日で4兆円を超える売り上げがあったと話題になっていたのは記憶に新しいだろう。
そんななか、自身が経営するバーにもっと多くの独身者に足を運んでもらおうと、奇抜なアイデアを思いついた男性がいたようだ。
女性の下半身がお出迎え
11月11日、中国江西省にあるバー『GT』の入り口に設置されたのはコチラ。なんと、女性の下半身である。
Jiangxi bar arouses officials’ anger by decorating front door to look like a woman’s vagina https://t.co/lZFCFJyZRB
— Shanghaiist.com (@shanghaiist) 2019年11月14日
両足を広げてお出迎えしてくれているこのオブジェは空気注入式となっており、訪れた客はその中を入っていくのだが、ピンク色のトンネルは明らかに女性器を想像させる造りとなっているという。
女性蔑視で非難殺到
この様子をSNSに投稿したバーのスタッフは、ご丁寧にも「さあ、入ってきてちょうだい!あなたのために私は準備万端よ」というキャプションまで付け加えている。
だが、当然のことながらこの店構えに驚いたのは市民たちだ。このオブジェは女性蔑視にあたると非難の声が寄せられ、ついには警察が動く事態になった。その結果、設置されてから8時間後にはオブジェは撤去させられ、二度と同様の行為をしないと経営者たちは契約書を書かされたという。
また、人種や性における差別は中国の法律に違反しており、今回の件も女性蔑視だという判断をされたため罰金約7万円の支払いを命じられた。
若さがゆえに、あまり深く考えずにやってしまった。
経営者はこう話しているが、バーの認知度が上がったことだけは間違いないだろう。