新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、3月上旬から学校が休校となった日本では、この1ヶ月間自宅にこもっていたという子供たちが多いのではないだろうか。
そして、その状況は欧米ではより一層厳しくなっている。
SNSで流行中の『クマ探し』
ショッピングモールや遊技場、人混みへの外出制限がかかるなか、子供たちの気晴らしとなるのは自宅近辺の散歩だろう。そんな時、ちょっとしたお楽しみがあれば散歩ももっと楽しくなるのではないだろうか。
そんなアイデアから、今世界中のSNSで#goingonabearhunt(クマ探しに出かけよう)が大流行となっているという。
アイスランドのレイキャビクでも、
他の町がやっているように、レイキャビクでも窓際にテディベアを置いて、散歩する子供たちを元気付けてあげましょう。いくつ見つけることができるでしょうか。
オーストラリアのメルボルンでも、
もうお子さんをクマ探しに連れて行きましたか?メルボルンでは散歩中の子供たちがいくつ見つけられるか窓にクマを置いていますよ。まだ実戦していなければやってみてください。
ニュージーランドのサンドリンガムでも、
みなさんクマ探しにはもう行きましたか?私たちは今日はもう35個も見つけましたよ。この社会的距離戦略は地域住民の距離をより近いものにする素晴らしいアイデアですね。
そう、窓辺に置かれたクマのぬいぐるみを散歩する子供たちが見つけていくというゲームなのだ。
社会的距離を保ちながらも子供たちを思う
この社会的距離戦略というのは、人や社会との距離を保つことを意味している。多くの国で不要不急の外出自粛をするよう呼びかけられているように、新型コロナウイルスの感染拡大防止には人混みを避けること、外出を控えることが重要なのだ。
一見、社会との繋がりが途絶え、疎外感を感じてしまうかもしれないがそうではない。
今回SNSで拡散している『クマ探し』を通して、たくさんの人が窓辺にクマを置くことで地域の子供たちとの繋がりを大切にしていることが、改めて浮き彫りとなったのだ。
地域住民が一丸となり、ウイルスに立ち向かうために社会的距離を保ちながらも子供たちとの絆を大切する。そんな素敵な活動はSNSに多く投稿され、「拡散希望」の文字がたくさん記載されている。