テレビの前のみなさんもご一緒に!フーッ!
新型肺炎拡大へ便乗している悪質な商売人は続々と現れているが、アメリカでもとある牧師が「肺炎を吹き飛ばす」と語っているらしい。
その名は、ケネス・コープランド氏。「エンパワード21」という組織のリーダーとして多くの信奉者を抱えており、テレビで伝道師として活動する牧師である。
そんなコープランド氏は、新型肺炎の最中にある人々を勇気づけようと、こんな動画を公開した。
この映像は、宗教を専門としたケーブルテレビ局「Victory TV」で4月2日に放映された、「VIRTUAL Victory Campaign 2020」という特別番組だ。
本来ならエンパワード21が所有する各地の教会にて行われるものだが、この時は新型肺炎の影響でテレビ放送のみ。「神の風」をテーマにした説教だった。
「南風よ!キリストの名の下に、熱で焼き尽くすのだ!」「COVID-19よ、貴様に神の風を吹く!永遠に破滅するのだ!」と力強く語ると、フーッ!と強く息を吹きかけた。
29分ごろに正気に戻っちゃったのか、ちょっと笑っちゃってるのがまた怪しい。
一応無観客ライブとはいえ、誰かがウイルスキャリアだったらどうするんだ!?と突っ込みたくなる人も多いはず。逆に感染のリスクを高めそうである・・・。
信奉者にとっては元気が出る映像であるだろうが、信じてない人々の間では、あまりのシュールさにいまやネタ扱いされているようだ。
こちらの動画の様に、勝手にリミックスした動画がYoutubeで人気を集めているとか。
ちなみにケネス・コープランド氏は、2011年に説教などで得た献金を、豪華な住宅やプライベートジェットなどに不正に流用していた疑惑が浮上しており、調査が入ったことがある。そのため、アメリカ国内でも怪しい伝道師として名を馳せているようだ。
社会不安に便乗してきたとして、彼の存在はけしからんと考える人も少なくないだろう。