コロナ前より住みやすい村に
世界中でロックダウンが起こり、外出できない人が多くなってくると・・・暇を持て余しロクでもないことを考える人も増える。edamame.でもこれまでに、コロナの影響かしょうもない事件を多数お届けしてきた。
だが、今回取り上げる若者たちは逆。体力を持て余していたことがきっかけで、インドの小さな村に井戸が生まれたのである。
その村は、以前よりずっと水不足に悩まされていたという。
アクションを起こしたのは、インド中央部マナサ近くにある、バットケリ村の若者3人組。彼らはロックダウンを受け退屈している中、「村のために何かしよう!」と思い立ち、井戸を掘ることを決めたのだという。
こうして3月5日から手作業で掘り始め、ツルハシと鍋、クワ、ロープなどの家にあったものだけで、およそ30フィート(約9メートル)もの深さを掘ったのである。動画に映る彼らの腕はムッキムキ。ものすごい体力である。
他にも、土をバケツリレーのように運んだりと、協力してくれる少年や家族も大勢駆けつけてくれたようだ。
動画メディア「Newsflare」の取材に答えた、若者の1人のピユスさんは、「村の一番近くにある貯水池からの水の供給は不安定でした。最近では15日も水が出なかったことがありました。だから井戸を掘り、村を助けようとしたんです。」と語る。
衛生環境の改善には水が必要不可欠である。若者たちの今回の行動で、きっとこれから多くの村人の命が救われることだろう。
同時に彼らから、地元や家族への愛情が伝わってくるニュースであった。
参照元:Daily Motion