新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、多くの国でリーダーたちが率先して様々な取り組みをおこなっている。しかし、南米ペルーのタンタラでは市長のとんでもない失態が明らかになったという。
逮捕を免れるための作戦がお粗末
市民には外出自粛や社会的距離を呼びかけておきながら、5月18日夜に外出許可の門限を破り友人たちと飲み歩いていたのは、ハイメ・ウリバ・トレス市長。
だが、その情報は瞬く間に警察に伝わり、逮捕されることを恐れた市長とその友人たちはある作戦を思いついたという。
Huancavelica: alcalde de Tantará se hizo el muerto en ataúd para no ser detenido | VIDEO https://t.co/7FnIhvHTQJ
— El Comercio (@elcomercio_peru) 2020年5月20日
それは、コロナに感染して亡くなった人たちのために用意されていた棺桶の中に寝転び、コロナ死を装うというありえないものだった。
酔っ払った勢いだったのか、本気で逃げられると思っていたのかさだかではないが、棺桶の中に市長らを発見した地元警察は彼らを拘留する前に写真におさめたという。それでも彼らはピクリとも動かず、あくまでも死者のふりをしていたようだ。
ペルーでもコロナ関連の死者は3,000人を超えており、現在外出は許可されているものの門限が設定されている。その時間を無視し、市長が友人らと飲み歩くなんてもってのほかである。彼が市長の座を退くのは時間の問題だろう。